「先輩より年上」の新米ICが心掛けるべき考え方

わたしもそうでしたが、社会人生活を経てインテリアコーディネーターの世界に飛び込む人は少なくありません。
ただそうなると、30代の新人(未経験者)、40代の新人(未経験者)、に対して、20代や30代の先輩や上司が仕事を指導する、ということも頻繁に起こります。
こういった「年上の新人」という立場に、ある種の居心地の悪さを感じているインテリアコーディネーターって非常に多いのではないでしょうか。

わたし自身も、ハウスメーカーに転職した際は年下の先輩インテリアコーディネーターが仕事を教えてくれました。
わたしは相手の年齢を気にしない性格ですが、一方で年下の先輩にとても気を使わせてしまったことも多々あります。

今日は、職場の先輩や上司が自分より年下の、年上の新米インテリアコーディネーターが心がけておいたほうがいいことをご紹介します。

年齢と立場がリンクしていないという複雑なジレンマ

年上新米インテリアコーディネーターの悩みは「自分の年齢と、この業界で積み上げるべき仕事のキャリアがリンクしていない」というジレンマが大きいかと思います。
また「30(40)(50)代で新人」という立場に、覚悟はしていたものの、仕事をなかなか覚えられず、職場での人間関係も思わしくなく、頼れる人がいない、ということで、不安や焦りや孤独を募らせている人も多いでしょう。
同じ立場のインテリアコーディネーターは全国にたっくさんいます。

先輩よりわたしの方が年上なのに、教えを乞うのはちょっと・・・

わかる。わかるよ。
でもね。

覚悟を決めましょう。
この世界にこの年齢で飛び込むことを決めたのはあなたです。

年齢による序列の考えは捨てる

あなたはそもそも、年齢による序列にこだわりすぎていませんか?
ある程度社会経験を経ているあなたは、もう十分に「年齢を重ねたからと言って仕事ができない人もいる」ということに気づいているはず。反面、年齢が若くてもしっかりとリーダーシップをとって周りに信頼されている人も沢山います。
そう、つまり、仕事ができるかできないか、精神的に大人か大人でないかは個人の資質の問題であり、年齢にあまり関係ないし意味がないのです。

自分や周りの年齢にこだわっていてはいつまでたっても成長できません。
あの人は年下だから、とか、私の方が年上なのに、といった、仕事において無駄なカテゴライズや年齢による序列の考えは、今、すぐに辞めましょう。

相手の「評価されているポイント」をリスペクトする

あなたのチームのリーダーになっている人や、活躍している人に注目してみてください。
その中には、自分より年上の人もいれば年下の人もいるはずです。

この人たちは、どうしてそのような立場に立てているのでしょう。
特に若い人たち。
若いながらも人の上に立つ、ということは、年齢以外の何かで評価されている何かがあります。

その「何か」を探っていくと、仕事をきっちりこなす、誰よりも仕事がはやい、責任者として責任感を持って仕事をこなしている、売り上げを上げている、といった「評価されている点」が見えてきます。

その「評価されている点」は、おそらくあなたにはまだ備わっていない点。
だからこそ、他者の「評価されている点」を学び、リスペクトしてみてください。

この時注意が必要なのは「あなたは私より年下なのに(若いのに)、すごいわね」とは言わないこと。
何も悪意なく褒めているつもりでこの言葉を発していませんか?
この理屈は「年上の方ができて当然」という、自分の立場の方が本来上、といった年功序列の考えに基づくものです。
彼らは年齢関係なく仕事や能力で評価されてその立場に立ち仕事をやっています。なのに、年上の新人のあなたから年齢を基準に言われると、「自分の方が本来立場が上のはずなのに」という無意識の序列を言下に感じとる可能性があります。

私も自分よりも年上の部下や後輩と仕事をしてきた経験があります。
「若いのにその立場はすごいね」「女なのにすごいね」・・・言ったご本人にとっては褒め言葉なのだと思いますが、相手からしたら上から目線の余計な一言です。

どちらの年齢が上、とか下、とかではなく、できる人のできる点をリスペクトするようにしてみてください。
また「どうやってその技術を身につけたんですか?」「早く終わらせるにはどうしたらいいですか?」といった仕事のコツを聞いてみると良いでしょう。

信用を得るために必要なのは「仕事への覚悟を見せること」

職場の居心地の悪さを変えるために今のあなたにできることは、信用をせっせと積み上げることです。
では、どうしたら信用を積み上げることができるでしょうか?

もちろん、知識を積み上げることは大いにお勧めします。
しかし、一歩踏み込んで信用を積み上げたいのであれば、あなたの仕事への覚悟を見せることです。

「お手伝いできることがあれば声をかけてください」
「私にやらせてください」
「私が責任をもって対応します」
言葉だけでなく、行動で、あなたの仕事への覚悟を周りに示していくことが大事です。

年齢なんて仕事の出来・不出来に関係ないんです。
どれだけ覚悟をもって仕事に向き合っているかが大事。
あなたが年齢の呪縛にとらわれずに自分の仕事で評価されるときを、心から期待しています!

「自分の方が年上なのに」で落ち込むのは無駄だよ。年齢にとらわれず、まずは仕事に丁寧に向き合うことから「信」貯金を積み始めよう。職場の居心地の良さを決めるのは自分自身だということを忘れずにね。