「OOになりたい!」「OOをやりたい!」という願望や目標、夢。
その実現に向かって努力はしたけれど・・現実的には厳しかったり、叶わなかったり・・ということは誰にでも経験があるのではないでしょうか。
しかし、極端な願い、例えば「火星に住みたい」といった、物理的に実現可能であるかどうか・・というものでない限り、努力の末に同じ願望や夢を叶えている人、結果を出せる人は世の中にいます。決して叶わぬ夢ではない・・ということも多いはずです。
では、結果を出せる人、出せない人とでは何が違うのでしょうか?
能力?運?資金?人脈?
もちろん、上記のように、能力や運、育った環境、資金、人脈など、結果を出すために有利な条件を持っている人もいることでしょう。
しかし、どんな条件を持っていても、あなただけのルートであっても、結果というゴールにたどり着くためには、いかにしてゴールにたどり着くか・・つまり結果に向けて行った努力が一番重要です。
ただ、努力しても結果が必ずしもついてくるわけではありませんよね。
そこで考えて欲しいのが、努力の方向性。
結果を出すためには「正しい努力」について考える必要があります。
努力の方向を間違えると、いつまでたっても目標とする場にはたどり着けませんよね。
なぜ一生懸命に努力しても望む結果が出ないのか。
プロ野球の名監督として名を馳せた野村克也氏は、「努力してるのにうまくいかないのは、努力の量が足りないか、努力の方向性が間違っている、このどちらかだ」と言いました。
野村克也氏といえば、長嶋茂雄氏、王貞治氏ら天才がひしめいたプロ野球界においてキャッチャーとして史上初の三冠王(首位打者・本塁打王・打点王のタイトルを一人の選手が獲る事)に輝き、また引退後には監督としてヤクルト・阪神・楽天など率いたチーム全てを優勝に導いた優勝請負人。
名選手でもあり名将でもあった彼は、実は自分が才能豊かなスター選手ではなくクビ寸前のテスト生出身という「持たざる者」からのスタートであったことを生前語っています。
そんな、どん底から這い上がってきた苦労人の野村監督だからこその言葉です。
「望む結果を出せる背景には、組織や個人が成果をあげるべくしてあげている普遍的な理由がある。また、なぜ結果が出ないのか、だめなのかという現象にも、当然理由が存在する。」
その理由の最たるものとして、努力の量が足りないか、努力の方向性が間違っている、と言うのです。
今行っている努力は果たして正しい努力なのかを知るためには、下記をセルフチェックすべしと野村監督は言います。
結果を出すために正しい努力なのか、どこを磨けばいいのかということを常に自問自答せよ、と。
それが、お金をいただいて仕事をするプロの責務であると。
頑張っているのになかなか努力の結果が出ない、という人は、視点を変えて努力の中身を一度見直してみましょう。
努力>結果という残念な式から、努力=結果という素敵な式に変えて、夢見た景色を見るためにも。
努力しているのにうまくいっていないなあ・・と悩むときは、まずは努力の量とやり方を疑ってみよう