打ち合わせで恥をかかないためのIC用語集

インテリアコーディネーターの仕事は、単にデザイン提案だけでは完結しません。
現場、設計、営業、お客様、職人さん、メーカー……さまざまな立場の人と「同じ言語で会話する力」が求められます。
その中でも、新米ICさんに大きな壁になるのが 業界で使われる専門用語。

「この寸法はシンから?ツラから?」
「サブロクで足りるの?」
「ここ見切りどうするか指示出して」

そもそも単語がわからないと会話についていけず、質問されて焦ったり不安になった経験がある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、現場で役に立つ「インテリアの業界用語」を、現場経験を踏まえてご紹介します。
実際にインテリアの現場でよく聞こえてくる用語なので、読むだけで明日からの仕事がちょっと楽になるはずです。

※サンプルとして、一部無料公開となります。

現場でもう困らない!IC用語 〜あ行〜

あそび [遊び]
多少の隙間、間隔、ゆとりを設けておくこと。または目的を果たしていない部材のこと。
「あそびすぎ」は、がたつきがありすぎることを指す。

使用例
使用例

障子は鴨居の溝にピッタリはまる幅だと滑らかに動かすことができないので、あそびが必要です。

あばれる [暴れる]
木材の乾燥収縮や反り、よじれによって形が変形すること。クラックといってヒビがはいった状態。
(無垢材の梁はあばれが出やすく、新築から3年ほどはあばれが出やすいとされる)

使用例
使用例

新築木造住宅は建てて数年は梁があばれるので補修が必要になる場合があります。

いじめる
2つの材料が互いに干渉して施工が難しい時に、片方の材を欠き取るなどして無理やり納めてしまうこと。

使用例
使用例

どちらかをいじめたら納まりますか?

いたい [痛い]
不完全なことや、仕事が良くないこと。職人の隠語で、他の職人さんの作業状態がよくないこと。

使用例
使用例

この現場、痛いなぁ

いりずみ [入り隅]
壁と壁、壁と柱などが内側に折れ曲がってできる凹んだ角のこと。

使用例
使用例

アクセントクロスは入り隅で張り分けると仕上がりが綺麗です。

うちうち [内々]うちのり [内法]
向かい合う部材の内側から内側までの距離。
2材間の距離の計り方で、部材の内側から内側までを計ったもの。

使用例
使用例

造作棚の最下段のうちのり寸法は400mmで施工お願いします。

うわば [上端]
部材の上の端を上端と言う。高さ関係を表す超頻出用語。キッチンの高さ机やカウンターの高さ、窓の高さ、照明器具の取り付け位置などで使う。

使用例
使用例

ブラケット照明の取り付け位置は梁の上端あわせでお願いします。

えふえる [FL]
フロアレベル(各階の仕上げ床の高さ)。高さ寸法の指示を出す時に必ずどこの階のレベルかを明記。

使用例
使用例

2階の階段のブラケットの高さ寸法は2FL+1800mmでお願いします。

おさまり [納まり]
各部材が接合される部分の総称。
建築の納まりとは、各部材が接合される部分の総称。意匠、構造、設備に共通して使う言葉。
構造では、各構造部材が接合される部分を言う。

納まりが悪い、納まりが良いという言い方をします。これは、建物ができたときの使い勝手や、施工のし易さです。
構造図で、「納まりが悪い」というと、工事ができない、しにくいような複雑な接合部などを意味します。
意匠計画の納まりでは、屋根や壁の防水処理などです。
実務では、厳密に定義して使う用語ではなく、色々な場面で用います。

使用例
使用例

お施主様のご要望の通りに仕上げると、納まりがよくないと現場サイドから指摘がありました。