店舗内の換気量をセルフチェックする

新しい生活様式の中で、店舗内の換気対策を気にかけているけれど、なんとなく自己流で対策をとられている店舗も少なくありません。
しかし、空気の流れおよび空気の出入り口を適切に作らないと、その換気対策は意味をなさなくなってしまいます。

今回は、自身で店舗の換気量をセルフチェックする方法についてご紹介します。

換気量を見るには、室内の二酸化炭素の濃度をチェック

新型コロナウイルスの集団発生(クラスター)を防ぐためには、換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、間近で会話や発声を行う密接場面を作り出さないことが重要です。
厚生労働省では、良好な換気状態の基準として、必要換気量(室内の二酸化炭素濃度を1,000ppm以下に抑える)を提示しています。

しかし、目に見えない空気を計測するのは至難の業。また、空間内に換気扇や窓、そして出入りする人間の数や活動から室内の二酸化炭素量は常に変化するため、必要換気量の把握は大変ですね。

出典:https://i-goods.co.jp/covid/magazine/2274/

換気シミュレーターでセルフチェック

日本産業衛生学会では、EXCELのシートに店舗のサイズや換気設備のほか、人数、動作などを入力することで簡易的に室内の換気量を予測することができます。まずはこちらで確認することで、店舗が現在どのような換気状態に置かれているかを知りましょう。

CO2濃度測定器でデジタルチェック

機械を使って二酸化炭素濃度を見える化するというのも、安心な空間づくりには欠かせません。
高性能CO2センサ測定器を店舗内に設置することで、スタッフやお客様にも常時確認いただくことができます。
地域によっては店舗内の測定器の導入を補助金で対応している自治体もありますので、自治体に確認してみましょう。