インテリアは感性の仕事
インテリアコーディネーターはセンスが重要
こうした言葉を耳にして、インテリアコーディネーターという職業に対して憧れを抱いた方も多いのではないでしょうか。
あるいは「あなたは感性が豊かだから、インテリアの仕事に向いてるよ」と言われたことがきっかけで、この業界に興味を持った方もいるかもしれません。
でも、実際にインテリアコーディネーターとして働き始めると、こう感じる人が少なくないんです。
雑誌で見るようなセンスよい空間と自分が提案した空間ってなんだか違う気がする・・
センスが良い空間を提案したのに、「なんか違う」「違うのが良い」とお客様に言われてしまった・・
プロのインテリアコーディネーターとしてのセンスを高めるためには何をしたら良いの?
そんな不安、あなたも感じたことはありませんか?
最初に覚えておいて欲しいのが・・
センスは生まれつきのものじゃない。センスとは、正しい方法で「身につけることができるスキル」ということです。
そして、あなたに足りないのは「センスを適切に表現し、お客様の共感を得て、提案を販売に結びつけるスキル」です。
わたしはそれを「イメージのアウトプット化(言語化)」と呼んでいます。
ところで、noteにも書きましたが、インテリアのセンス自体は誰にでも磨けるのでそのステップを簡単にご紹介。

1)「良いなと思う空間」を言語化する
まずやっておくべきなのが「模倣」。
雑誌・Pinterest・Instagramなど、自分の心が動くインテリア写真を集めます。
しかし、ただ集めるだけではただの素人です。
「なぜ良いと思ったのか?」を1行メモしてみてください。
色・素材・レイアウト・空間の感覚が自然に言語化されていきますし、感想はあなたのインテリアの分析力、解像度UPにつながります。
2)色と素材とデザインの組み合わせを試す
インテリアを構成する3大要素を知っていますか?
それは「色」「素材」「デザイン」です。
インテリアセンスを学ぶ上では、この3つの要素を学んでいく必要があります。
ここでお勧めなのは、メーカーの建材サンプルや色見本帳を使って組み合わせを試す方法。ミニチュアの組み合わせですが、これを練習しておくと提案時に役立ちます。複数の組み合わせを試して写真に撮ってみてください。
複数の組み合わせを試して写真に撮ってみてください。
写真に撮ることで、自分の組み合わせ(コーディネート)を客観視したり特徴に気づくことができます。
また、自分ではなかなかいい組み合わせ例を思いつかない方は、建材メーカーのカタログに載っている写真を参考に、色や素材、デザインの組み合わせを再現しましょう。
プロは提案時にこれを瞬時にできる力が求められますが、
普段から遊び感覚でやっておくと、現場で即決できるようになります。
3)数値を把握する
新米インテリアコーディネーターの方で圧倒的に不足しているのが「数値の把握」。
空間を構成する間取り、家具や建材。プロとして基本的なサイズは把握していますか?
たとえば10畳のリビング空間。
✅4人暮らしだとどのくらいのサイズのソファを何個置くのが最適なのか?
✅家具を置いたら通行の幅はどのくらいとれるのか?
✅この空間に適切なあかりはどのくらいのサイズや明るさのどんな照明器具?
これらはすべて数値が重要。
日頃からメーカーの家具カタログや照明のカタログの数値の部分を読み込んでおく必要があります。
全てを覚えておく必要はありませんが、目安になる標準的な数字を押さえておきましょう。
厳しいようですが、数値を語れないインテリアコーディネーターの提案は、絵に書いた餅と同じ。
数値の入らない提案はまったく役に立たないんです。
さて、上記のステップのうち、プロとしてインテリアコーディネーターにもっとも重要なものはなんだと思いますか?
答えはSTEP1の「言語化」です。
理由は簡単。インテリアコーディネーターの仕事はお客様あっての仕事です。
お客様のご要望に合わせた空間を提案するには「お客様からの言葉を具現化し、提案する能力」、つまり「お客様のヒアリングをもとにしたイメージのアウトプット化(言語化)」が重要です。
そしてこの能力が非常に重要にもかかわらず、お客様からのご要望を正確に理解し、共有しあうスキルが身についていない方がかなり多いなと感じています。
そこで江戸小紋空間デザインでは、プロのインテリアコーディネーターが必要なスキル「インテリアの打ち合わせに役立つインテリアイメージのアウトプット方法」の基本をご提供しております。
提案内容をお客様に確実に伝え共有するためのワークトレーニングです。
そもそも、わたしたちインテリアコーディネーターがお客様に本当に求められているのは
お客様の暮らしの課題や満足に必要な、最適空間の提案
です。そのためには、まずはお客様へのヒアリングを通してお客様から発せられた言葉にアンテナを張り巡らせ、お客様のイメージしていることのすり合わせが必要です。
そのためには、自分自身でまず言葉とその言葉の持つイメージを把握するワークトレーニングが重要です。
インテリアの仕事をする上でお客様に納得していただける提案ができるようになりたいあなたであれば、このワークはインテリアスキルを実務に活かすための必要なスキルです。ぜひトライしてみてください。
江戸小紋空間デザイン