古くて新しいライフスタイル「ヒュッゲ」とは?

突然ですが、ご縁があって、来る6月7日(水)新宿伊勢丹インテリアフロアにておもてなしのミニセミナーを担当させていただけることになりました。(詳細はまた追ってご報告いたしますね)

尊敬するテーブルコーディネーター丸山洋子先生の提唱する「ヒュッゲ(hygge)」をテーマに、5月31日(水)〜6月12日(月)の期間中、日替わりでシェフ、テーブルコーディネーター、サロネーゼ、インテリアコーディネーターがデモンストレーションを行ったりテイスティングをサービスしたりするイベントです。

 

ところで、ん?なんですか、ヒュッゲって?
「ビッケ?」と答えた方、・・・それは愉快なとんちのバイキングの方です。

 

ヒュッゲ(hygge)とは、デンマーク語。デンマーク語で「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地のよい時間や空間」という意味の言葉で、簡単にいえば、気取らずお気に入りのおうち空間でほっこり過ごすということ。実は今、欧米のライフスタイルに大きな影響を与えているキーワードなのだそうです。

ここ数年、インテリア業界では「ポートランドスタイル」といって、素朴で気取らず古びた手作り感のライフスタイルを全面に押し出したスタイルが大人気です。
このスタイルは、エコ、リサイクルといった環境問題にもマッチしたライフスタイルのため、一過性のブームではなくこれからも主流として続くスタイルだと思います。
ヒュッゲはこの流れを汲んだ概念でありつつも、ちょっと捉え方が違うようです。
ポートランドスタイルにも見られたような、古木のぬくもりやビンテージ品、手作りのヘルシーな料理、といった形から入るのではなく、そこで流れている空間がヒュッゲ。たとえば「恋人と一緒に歯磨きをしたり、全裸で時間を過ごしたりすることであり、吊り下げの照明具、丸テーブル、焦げた木ベラ、古い靴、ガチョウの鳴き声、洗いたてのシワの入ったシャツにヒュッゲを見出す。」(出典:『ブック・オブ・ヒュッゲ』)というのが、本来のヒュッゲなのだそうです。

つまり、特別なことをしなくても、ありきたりの時間や何気ないものに幸せを感じようということなのですね。スタイル、考え方、過ごし方、空間に満足や幸福感があるかということ。

 

もともとはデンマークのヒュッゲという概念が、欧米を経て日本の商業シーンとどのように結びつくのかは興味深いところ。
私も参加者として、またはスタイルウォッチャーとしての視点としても、とっても興味深いイベントになりそうです。