怪盗ルパン地図、作りました

「小林さんはなぜフランスが好きなのですか?」
よく聞かれる質問です。
「子供の頃に読んだ怪盗ルパンシリーズがきっかけでフランスが大好きになったんです」といつも答えています。

 

ここで有名なアニメ「ルパン三世ですか?」と言われることもあるのですが、う〜〜ん、ちょっと違います。
私が言っている方のルパンは、約100年前のフランスを舞台に怪盗紳士アルセーヌルパンの活躍を描いた小説シリーズ(モーリスルブラン著)でして、皆さんが言ってる「ルパン三世」はこのアルセーヌルパンの孫として造られたキャラクターです。

小学生の頃、教室の片隅に並べてあったこの「怪盗ルパン」シリーズは、私にとってわくわくと夢中になれる小説でした。子供版ということもあり、明るく洒脱で万能の活躍をみせる泥棒のストーリーに魅せられ、小学校3年生の時のお年玉を全部つぎ込んで全シリーズを購入したものです。
なんどもなんども飽きる事なく読み直し、成長するにつれて大人版の小説を読んで、ちょっとがっかりすることもありつつも(それだけ子供版のルパンはスーパーヒーローでした)、ルパンシリーズはいまだに我が家の本棚の一番目立つ場所に鎮座しております。

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なんどもなんども繰り返して読んでいるうちに、人物名や難しい地名や通りの名前も覚えてしまうもので、わずかな挿絵を頼りに、「きっとこんな街なんだろうな」と空想する日々。これが、「地図好き」の私の心に火をつけてしまうのでした。

 

20代の頃、何度かパリに行った際に買ったパリ市内のマップ。
パリの街は100年ほど前にオスマン知事が現在の原型を作り整備したので、ルパンの小説に出てくる街や通りがほぼなぞれるのです(一部架空の地名はありますが・・)。

 

通り名を調べながら、「あっここはあの事件の時に出てきた通りだ!」などと一人でにやにやしていました。
地図好きな私としては、今までいろんな地図を買い集めてきましたが、特にパリの地図はルパンの事を思い出して心踊ります。

と、前置きはここまで。

 

つい昨日になりますが、私の友人の鶴澤さんが主催している「好きなものでスクラッピングブックを作ろう」セミナーに行ったのですが、私は迷わず「パリの地図にルパンの小説で出てきた地名や通りをマッピング」することにしました。

 

そしてできたのが、これ。
作業時間が足りず数カ所しかマッピングできませんでしたが、秋のパリの街をルパンが駆け抜けて行って落ち葉が舞い上がったイメージで作ってみました。

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きらきらしたビーズを使って、「現場」をマッピング。「ルパン対ホームズ」でパリ北駅近くのレストランでホームズとルパンが出会った場所、ユダヤの古ランプが盗まれたミュリヨ通り18番地、・・というように、事前に小説を読み直して地名や番地をgoogle mapで調べてビーズを置いていきます。
ルパンが収監されるパリのサンテ刑務所も前回の市場調査の途中で立ち寄った事を思い出しながらビーズでマッピング。

正面がサンテ刑務所です
正面がサンテ刑務所です

 

作業が終わった後、一人ずつ内容を説明していきます。
こんなマニアックなことをどう説明しようかと悩みましたが、、難しい。
結局、コンセプトと簡単にストーリーを説明。
「わかってもらえたかな?」とちらちらと皆の顔色をうかがいながらのプレゼンでしたが、やっぱり聞いてる人たちはぽかん・・とした表情でした。

 

なかなか理解されにくいスクラッピングマップとなりましたが、本人としては大満足でございます。
家に持ち帰ってまたうっとり眺める事数時間。
まだまだマッピングすべき場所はたくさんあります!
パリが一通り終わったら、今度はフランス全土のマッピングをしたいものです。

 

このようにマニアックすぎる一面をもつ私ですが、ルパン好きの一面も知っていただけたら嬉しいです!