暑気払いってなんでしょう?

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この時期、よく聞かれるのが「暑気払いの集い」。
暑気払いというと、特に、会社員のみなさんは、暑い夏に行う懇親会を兼ねた飲み会、というイメージがあるかもしれません。
「でも、暑気払いってみんなでワイワイとお酒を飲んでも、結局体温が高くなり汗をかくから『暑気払い』にならないんじゃないかな・・」と疑問に思っていらっしゃる方もいるかもしれませんね。

 

 「暑気払い」には大きく分けて2パターンあります

本来、暑気払いというのは「暑さをしのぐために何かをすること」を言います。
実際に涼しくなることや、行うことで「涼しさを感じる」ことをする2パターンに分かれます。
実際に涼しくなるといえば「打ち水」を朝夕の涼しい時間に道路にまいたり、うちわであおぐ行為も「暑気払い」。アイスやかき氷を食べるのも「暑気払い」ですね。また、自然の中での川あそびや海やプールで泳ぐことも「暑気払い」になります。
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また「涼しさを感じる」というのは、軒先に風鈴をつるしてチロチロ〜と軽やかな音を聴いたりするのも「暑気払い」。夏に聴くと涼やかですが、秋や冬に聴いてもなんとなく寒々しく感じてしまいます。
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また、怖い怪談ばなしを聞いてぞぞ〜っと背筋が凍りつく思いをしたらこれも「暑気払い」。夏になるとお盆でお墓まいりする風習もあったこともありますが、こういう意味でも怪談ばなしが多いのかもしれませんね。普段は人を困らせたり脅かすことの多い幽霊たちも、手軽に涼しさを提供してくれるエコな存在なのかもしれません。
線香花火のチロチロとした火花を眺めて涼むなんてことも「暑気払い」。
何かをすることで涼を感じる、だなんて、いかにも想像力ゆたかな日本人の感性でありアイデアですね。

 

 

暑気払い=飲み会、にこだわらず、涼を求めて楽しく豊かな時間を過ごす。
和の空間コーディネーターとして、こうした本来の季節感も大切にご紹介していきたいと思っています。