先日、浴衣の柄について記事を書いたところ、多くのみなさんに見ていただきました。
ありがとうございます。
浴衣といえば、気になるのが帯結び。
浴衣は半幅帯といって、通常の和装の帯よりも細い帯の女帯の一つです。(男性用は男帯を用います)
今日は基本的な浴衣の帯についてご紹介していきましょう。
浴衣の代表的な帯
浴衣に合わせる帯としては、主に、名古屋帯(なごやおび)、半幅帯(はんはばおび)、浴衣帯(ゆかたおび)、兵児帯(へごおび)があります。それぞれ、TPOに合わせた使い方をしていきたいものですね。
名古屋帯は、絞りや長板注染、絹紅梅といった上質な浴衣向きの帯です。基本的に浴衣は「夜の寝まき」とみなされますので、昼間のホテルやレストラン、百貨店や美術館などの公の場に浴衣を着ていく時には名古屋帯を締めていくようにします。
半幅帯とは、幅約16cm・長さ約3.6mの通常の帯よりも細い帯です。普段着の着物にも使え、芯が入っていたり袋状に縫い付けられているものが多く、現在の浴衣にあわせる帯ではもっとポピュラーともいえるでしょう。
浴衣帯は、半幅帯と同じようなサイズの帯ですが、生地が1枚でできているので半幅帯よりもやわらかくしなやか、とても結びやすくできています。
兵児帯は、半幅帯と組み合わせて多彩なアレンジが可能なふわりとした柔らかな素材の帯です。結び方もシンプルでいっきに華やぐので、若い女性に高い人気を誇ります。
文庫結び
出典:http://www.hana-usagi.net/base/yukata-kituke.htm
もっとも基本の帯結びで、はじめてでも簡単に結べる結び方です。
貝の口
出典:http://www.nagomi-kimono.com/news-kode2.html
普段着や浴衣で使う結び方で、大人っぽく粋にうつります。
男性も使う結び方で、びしっと着こなしているとかっこいいですね。
蝶結び
その名のごとく、大きな蝶々がかわいらしい人気の結び方です。かっこいい浴衣柄と組み合わせると甘くなりすぎないコーディネートになります。
いかがでしたでしょうか。
TPOにあわせた浴衣の着方を知っておけば、いざという時に失礼にならないかと思いますので、参考にしてみてくださいね。