広い土間から江戸の暮らしを感じるカフェ

北斎茶房(ほくさいさぼう)

WEB:https://www.facebook.com/pages/古民家カフェ-枇杏/117909851630005
住所:東京都墨田区亀沢4-8-5
定休日 : 火曜
営業時間 :11:30~22:30(LO22:00)

1025-1

仕事でいく機会も多い、両国錦糸町界隈。
ここに行列必至の古民家カフェがあると聞き、早速打ち合わせの合間に。

 

昔ながらのガラス引戸をそっとあけると、広々とした土間と高い天井の小上がり空間が目の前に。
昔は長屋であったとのことから、なるほど、間口に対して奥行きが広いという昔ながらの都市圏の住居兼商業空間であったことが伺えます。土間は4m弱の天井高で、空間に奥行きと開放感をもたらしているので、まるで欧米のカフェにいるかのようなゆったり空間。
すっきりとしたしっくいの壁と高い腰壁の水平に区切られた空間に、真壁(しんかべ)の柱のラインが大胆で広がりのある空間構成をもたらしています。

1025-3

土間と小上がりの高低差はおよそ50cm。昔は、小上がりに腰掛けてよっこいしょと草履を脱いだりご近所さんとお話しでもされていたのでしょうね。
よく使い込まれたガラス入り腰付引戸が在りし日の庶民の暮らしを物語っています。
1025-11

今でいうロフト空間といったらよいでしょうか。土間空間の高い天井を一部ロフト仕様にして倉庫&ディスプレイにしているところがまた遊び心をくすぐります。

天井は、昭和のオフィスを思わせるような古い有孔板の天井材をそのまま使い、無骨でシンプルなライティングダクトのスポットライトが気取りのなさや下町の江戸っ子気質をあらわしているようで、この建築空間をすっかり気に入りました。

 

どう見ても日本の空間なのですが、でも、この頑張りすぎない庶民の空間は、きっと世界のどこにでも溶け込めそうな気がして・・
人と仲良く過ごせる空間だけれど、一人でいても気にならない。
この居心地の良さ。この温かさ。

 

空間づくりの一人として、ここで得た感覚を大切にしていきたいと思います。

 

はっ!すいません、何を食べたかって?
栗汁粉です!
お餅のぱりっと感ととろっと感がお汁粉にふんわりと絡んで、心もお腹も大満足でした。

1025-9