知っておきたい日本の和箪笥4種類

日本で箪笥とよばれる収納家具が登場したのは江戸時代初期。
そのあと、和家具の代表的な種類として、衣装箪笥、茶箪笥、船箪笥、帳簿箪笥、薬箪笥などが生まれました。
今日はその中でも代表的な和箪笥についてご紹介します。

 

桐箪笥

出典:http://www.takashimaya.co.jp/shopping/gift/interior/1000003837/1000003853/1000003854/product.html?p_cd=0001104013&sub_cd=001&gclid=Cj0KEQiAzsvEBRDEluzk96e4rqABEiQAezEOoDuHqDHiyOHljkvnqjTMpT4b3N52JyIn0ePvenQKRX4aAlvB8P8HAQ

軽くて吸放湿が得意な桐は、実は日本の気候の中でも抜群の箪笥素材です。
ある時、新築のモデルハウスで数年がかりで日々の温度湿度を計って実験したことがあるのですが、湿気を吸うといわれる自然素材のしっくいや珪藻土の壁・天井の部屋は、冬になると極度に乾燥し手先がひび割れました。
同じ建物内の3畳ほどのウォークインクローゼットで壁・天井を桐材を張った、桐箪笥のような部屋だけが、冬になると他の部屋よりも湿度が高く、夏場は湿度が抑えめという結果を生みまして、さすが桐!と感心したことを覚えています。着物などを収納する箪笥に桐素材を選ばれる方も多いですね。

 

仙台箪笥

出典:https://ito-kagu.net/products/detail3221.html

ケヤキ材や栗材にふき漆で仕上げた箪笥のことを指します。重厚な鉄の飾り金具で装飾され丈夫でどっしりとした格調高い家具として知られています。
大型で重々しい重厚なデザインであり、武家で武士の刀の鞘や裃(かみしも)などの収納家具として使われていたとされています。

 

車箪笥

出典:http://www.rafuju.jp/index.cgi?mode=list&menu_category=時代箪笥,車箪笥

箪笥の下に車輪がついている箪笥を車箪笥といい、昔は土間に置いていたと言います。車輪がついているから火事や引越しなどでもすぐ持ち出せました。重厚感のあるケヤキ材のものが多いですし、なによりユニークなデザインでモダンにも使えます。

 

船箪笥

出典:http://www.rafuju.jp/mag/article/id2289.php

江戸時代、貨物輸送の中心である船の備え付け家具として使われた家具で「からくり家具」とも呼ばれます。印鑑や大金を守るために、フェイクの扉をつけたり扉の開閉にあわせて音が鳴ったりするからくりを仕掛けた船箪笥は今でいう金庫代わり。うるし塗りや飾り穴具で装飾されたきらびやかなケヤキ材の家具で、遊び心が生きています。