「かわいい」と「おいしそう」の極意は照明にあり

お店の内装を考える際、絶対にはずせないのが照明計画。
「お店は照明でできている」と言っても過言ではありません。

こんな経験はありませんか?
・はじめてのデート、おしゃれなカフェバーの席にキャンドルが点灯。彼女との距離が自然に近づき妙にドキドキ・・。
・ショーケースでひときわ輝いているように見えたアクセサリー、とってもすてきで思わず衝動買いしてしまった。
・駅のトイレの鏡に映る自分の顔、いつも以上にシワやクマがくっきり目立ってぎょっとする。(私だけ?!)

 

「何かが違って見える」理由の一つが照明効果なんです。
今日は照明計画で気をつけたい3つのポイントについてご紹介していきます。

何を照らすのか

まずは、何を照らしたいのか時間、空間、人間の3間から探っていきましょう。
具体的に言うと
・人を照らすのか
・商品を照らすのか
・室内空間を照らすのか
・調度品などのディスプレイを印象的に照らすのか
などがあげられます。
職業柄、カフェなどでその店の照明計画を観察することが多いのですが、プロの目からみて「何を照らしたいのかわからない」照明が結構あることに気づきます。
スポットライトの向きがあさってを指していて、端にたまった埃が煌々と照らされている店舗もよくあります。
限られた予算での貴重な備品です。「何を照らすか」をしっかり考え効果的な配灯をしましょう。

 

どう照らすのか

照明手法として、照らしたいもの(人)をどう照らすか?を考える際には、以下の2つの手段があります。

A直接照らす

B間接的に照らす

直接照らすか間接的に照らすかで、受ける印象はかなり違います。
たとえばカフェの天井からのスポットライトで、テーブルの中央を直接照らしたとします。
テーブルの上はかなり明るいですが、座っている人の視界に強力な光源が入り、まぶしくて思わず下を向いた経験はありませんか?勉強したり調べ物をする際には直接の光のパワーは便利ですが、のんびりと会話を楽しむ場では光源が目に入り、落ち着かなかったりします。
また、天井からのスポットライトでテーブル近くの壁の上部を照らし、やわらかい反射光が床に降りてくるような間接的な灯りでは、薄暗くて小さな文字は読みにくいですが、のんびりと落ち着いて会話を楽しむには適しています。

 

照らしたもの(人)をどう見せたいのか

つぎに考えていただきたいのは、「どう見せたいのか」ということ。
たとえば、レストランのデートというシチュエーションの空間であれば、女性のお客様だったらきれいにかわいく見えていたいもの。男性のお客様も、自分が予約したお店の料理がとっても美味しそうだったら、目の前の女性が喜んでくれると思いませんか。
「いつもよりかわいい」「いつもよりおいしそう」こういう「すてき」を演出する光源を、演色性といいます。
メイクや顔色がきれいに映えたり、お肉が美味しそうにみえる照明器具といえば、演色性が高いネオジュウムランプ。
「デートのお店として使ってもらいたい」「すてきなアクセサリーのお店として評判になりたい」「おいしそうな野菜を販売していると認識してもらいたい」のであれば、ネオジュウムランプを効果的に使いましょう。

 

いかがでしたでしょうか。
照明計画は、幅広い照明知識に加えて、空間をどう見て欲しいかの演出技術も必要です。
ぜひ、照明を制して自分が思うお客様にご来店いただきましょう。
そのためにも、まずは、3つのポイントを考えていくことをお勧めします。