トイレをきれいに使ってもらう為の5つのアイデア

私は自分が「よさそうだな」と思う店舗に入った時は必ずトイレにも行きます。
私の地元、東京の赤羽はここ数年、「千ベロ」ブームに乗って居酒屋が急激に増えました。
もちろん昔ながらの古い店舗もたくさんありますが、よさそうだなと思ったお店は、いくら内装が昭和の古ぼけた雰囲気でも大抵トイレがとってもきれいです。
トイレだけをきれいに改装している店舗もあります。
トイレがきれいな店舗は大抵居心地もいいですし、何よりお客様がきれいに使う傾向があります。
トイレがきれいだと「あの店はいい店だよ」と感じる確率が非常に高いのです。

しかし、きれいというのは、便器が新品だったりおしゃれでかっこいいというだけではありません。
トイレで重要なのは、もちろん清潔感です。
おしゃれだけれど不潔なトイレと、古ぼけているけれど清潔なトイレがあったら、ほとんどの人が清潔な方を選ぶと思います。

清潔に保つということは、スタッフの掃除回数や行き届いた掃除の仕方が重要なのかと思われがちですが、実はトイレはきれいなデザインに作るのではなく、お客様がきれいに使いたくなるデザインにすることが清潔に保つ第一歩です。

そう、不特定多数の人が使う店舗のトイレでは、みんなが「清潔に使いたくなる」デザインこそが求められています。

今日はきれいに使ってもらうトイレのコツをご紹介します。

トイレの個数

店舗のトイレ個数の目安は、客席40席に対して男女1個ずつ、と言われていますが、これはあくまで目安です。
お店の広さや間取り、業種、集客数、男女比なども検討してみましょう。
また、トイレを待つお客様がお店の真ん中にズラーッと行列を作らないような動線計画が必要です。

 

明るくする

トイレの照明が暗いと汚れが目立たないだろうと考えるオーナーは多いのですが、逆なんです。
店舗のトイレのコツは「お客様にいかにきれいに使ってもらうか」です。
ムーディーな薄暗いトイレよりもしっかり明るいトイレの方がきれいに使っていただけますし、汚れにも意識が向きやすくなり掃除も行き届きます。
照明のランプを変えるだけでも効果がでます。
ただ、明るくしてもムーディーな雰囲気を残したい方は・・ご相談くださいっ!

 

水浸し対策

手洗いの洗面台がビッショビショ。鏡まで水がはねて鏡がビッショリ。
こういう店舗はよく見かけます。
なぜビッショビショになるか、原因を探ってみると
・洗面ボウルが浅くて(または水栓とボウルが合っていない)水栓からの水跳ねがある
・手を洗った後の手を拭く手段が無い(手を拭くタオルや紙がちょっと遠いところに設置してある)
・水栓の蛇口がひねりづらい
など、いろいろ原因はありますが、水跳ねしにくい洗面ボウルと水栓のセットを選択したり、自動水栓にしたり、手拭きの位置を工夫したり、水栓と鏡までの距離を工夫したりとできることはいくつかあります。
手を洗って拭く、の動作をしっかりシミュレーションしてみましょう。

 

アメニティ完備

ナプキン、ティッシュ、あぶらとり紙、マウスウォッシュなどを洗面に備え付けている店舗もよくあります。いずれも小さな小物なのでカゴにいれスッキリ並べてみましょう。
ただ、常に整理しておかないと、散乱し悲惨な状態になりかねません。
アメニティを置くなら、掃除のタイミングや人員なども考慮することをお勧めします。

 

防音

トイレの便器に音姫などの流水音などの機能がついているものもありますが、静かなカフェなどでトイレの壁が客席に隣接していたりすると特に女性はトイレの音を気にしているものです。
店内の天井にBGM用のスピーカーを埋め込む計画をしている場合は、トイレの天井にもBGM用のスピーカーをつけたりなどの配慮があってもよいかと思います。

 
最後に、なんども言いますが、トイレは、清潔に保つことが大事ですが、みんなが「清潔に使いたくなる」デザインであることが「清潔」の第一歩です。
これから店舗を作る方、リフォームされる方は、参考にしてみてくださいね。