障子の名前を知る

 

少しずつ、日の暮れる時間が早くなってきた今日この頃。
日照時間が少なくなってきたからこそ、障子の光の透過の良さが引き立つというものです。
今日はさまざまな障子の名称をご紹介します。

 

荒間障子(あらましょうじ)

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障子の内枠を構成する縦横のさんを比較的大きく荒く組んだ、一般的な障子のデザインです。
光の入り方、掃除のしやすさで選ぶ方が多いです。
お値段も凝ったデザインよりもリーズナブルであることが多いです。

 

横繁障子(よこしげしょうじ)

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先ほどの荒間障子に対して、横のさんが縦よりも多い横長の組子を組むデザインを横繁(よこしげ)と言います。今夏、今上陛下の生前退位のご意向をご本人が映像にて公開されていましたが、その時陛下の後ろにあった障子は横繁格子でした。
(内容よりもそっちに目が言ってしまっていたというのはこの際ヒミツにしておいてください)

 

縦繁障子(たてしげしょうじ)

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先出の横繁に対して、縦のさんが横よりも多い組子模様を縦繁といいます。
縦のラインを意識した空間で用いると非常にすっきりとした空間になりますし、どこかオリエンタルな香りもするデザインですね。

 

腰付障子(こしつきしょうじ)

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腰というのは、日本の建築ではしばしば足元から膝〜腰くらいまでの高さを指すことがあります。
腰付障子というのは、「下部が障子以外の素材(板ばり、襖、ガラス)で作られている障子」と意味で、開け閉めや雨雪などで痛みやすい廊下の障子などによく使われます。

 

猫間障子(ねこましょうじ)

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出典:http://the301.blog39.fc2.com/blog-entry-302.html
猫間障子と下の雪見障子は簡単に言うと「壁状の障子でアイレベル(座位での)で外部が見渡せる」形状となります。
実際に猫がここを行き来したら障子紙がバリバリ破かれ大惨事になりそうですが・・、猫間障子というのは、障子の真ん中よりも下の一部が引き戸になっていて、障子を閉めていても廊下側と室内側とのアクセスが可能という作りになっています。

 

雪見障子(ゆみきしょうじ)

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室内から座って外の景色を眺められるようにまたは一部だけ障子が上下に動くように作られています。障子が上下に動いた箇所はガラス張りになっていますので、真冬の雪景色の際には直接外気を取り込むことなく室内からの眺めを楽しむことができます。
外の光も取り入れることができるすぐれものですね。(お値段もなかなかのすぐれものですが!)

 

いかがでしたでしょうか。
障子にもいろんな障子があり、それぞれに趣があって美しいものです。
ちなみに日本では古来より奇数が縁起の良い数とされているので、障子のさんは昔から奇数で作られてきました。
障子ひとつとっても日本の文化を垣間見ることができるので、今度おうちの障子をじっくり眺めてみてくださいね。