江戸小紋空間デザインhttps://www.ed-commons.net「インテリアxまなび」をサポートしますSun, 17 Mar 2024 05:45:46 +0000jahourly1https://www.ed-commons.net/wp-content/uploads/2021/07/cropped-edcd-logo-32x32.jpeg江戸小紋空間デザインhttps://www.ed-commons.net3232 映画「ハッピーフライト」から学ぶプロの仕事https://www.ed-commons.net/2024/03/17/lifehack-21/Sun, 17 Mar 2024 03:18:52 +0000https://www.ed-commons.net/?p=1513

仕事に悩む新米インテリアコーディネーターさんにぜひ見ていただきたいおすすめの映画、「ハッピーフライト」。飛行機に携わる人々がもっとも大切にしていることがスタッフたちの奮闘を通して描かれている良作です。]]>

仕事に悩む新米インテリアコーディネーターさんにぜひ見ていただきたいおすすめの映画、「ハッピーフライト」(2008年 矢口史靖監督作品)。

ハッピーフライト 2008年 矢口史靖監督作品 出演:田辺誠一 綾瀬はるか他

TVでも何度か再放映されており人気の邦画の一つです。まずはあらすじを簡単に。

映画の舞台は羽田発ホノルル行き1980便。離陸後に起きた機体異常のため羽田空港に引き返し緊急着陸するまでの悲喜こもごもを、機長昇格訓練中の鈴木副操縦士(田辺誠一さん)、国際便に初搭乗の新人キャビンアテンダント斉藤(綾瀬はるかさん)、辞表を出すもなかなか辞めさせてもらえないグランドスタッフ木村(田畑智子さん)、最新コンピュータについていけないベテランオペレーションコントロールディレクター高橋(岸辺一徳さん)、ドックの新人整備士中村(森岡龍さん)らのエピソードを織り交ぜながら描く群像劇です。

おすすめポイント1:未熟な新米スタッフたちが主人公の群像劇

乗客の安全が最優先というプロフェッショナルさが求められる現場ですが、まだプロになりきれていない半人前たちも多く働く職場でもあります。

この映画には機長昇格の研修中という副機長をはじめ、キャビンアテンダント、グランドスタッフそして整備の現場にも新米の人間が登場します。憧れをもって働きだしたものの挫折して泣いてしまう人もいれば、上司に厳しいお叱りを受ける人、自信がないままおそるおそる働く人、面倒なことから逃げてしまおうとする人、それぞれです。
そんな彼らが巻き起こすトラブルや対応の仕方は、大なり小なり新米インテリアコーディネーターには心に刺さること請け合いです。

おすすめポイント2:新米とベテランの違いが学べる

この映画では、トラブルが勃発する半人前たちと、それをサポートするベテランや先輩たちの対比がことごとく描かれます。

仕事の優先順位と守るべき絶対のもの

離陸前の慌ただしい整備の現場。新米整備士中村がエンジンの中のスタートバルブの整備に来ました。
「せっかく来てもらって悪いんだけど、時間がないかもしれないのでそのまま待機を」とベテラン整備士小泉が指示します。小泉は限られた人員や時間の中で壊れているピトー管修理かスタートバルブの交換のどちらを優先するかを機長と相談するのですが、飛行機の騒音で聞き取れなかった中村は勝手に作業を始めてしまいます。

それに気づいた小泉は中村に「限られた人員と時間の中で優先すべき作業がある。その作業は7分でやれるのか?できないなら帰れ」と圧をかけます。

中村は憮然としたまま「7分でやれます」と答え必死に作業しますが、約束の時間を過ぎてしまいます。なんとか間に合い、同僚からは褒めてもらえるのですが、小泉は「もし1秒でも超えてしまうのなら簡単にやれると言うな」と怒鳴りつけます。中村は不服とばかりに工具箱をバンと閉めました。

その後、整備チームにフライト中の1980便が機体異常で羽田空港に戻ってくることが伝わります。自分が整備した1980便、しかも機体異常がエンジンの中で起きていることを聞くと、中村は作業中に何気なくスパナをエンジンの中に置いたことを小泉にとがめられたことを思い出して真っ青に。

慌てて自分の工具箱を確認すると、スパナが1個ありませんでした。もし工具をエンジン内に置き忘れたことが機体異常の原因だとしたら大問題です。整備チーム全員で必死に紛失したスパナを探し回るのでした・・。

華やかなイメージの裏にある厳しいリアル

フライト中の機内では、新米CA斉藤が行う食事サービスでビーフ食が切れて希望していたお客様に提供できない事態が発生します。トラブルを察知したベテランチーフパーサーの山崎が駆けつけ、フィッシュ食が魅力的に感じるような声掛けで難を乗り切りました。

先輩の背中を頼もしく感じた斉藤でしたが、昼休憩もろくにとれず、お客様からの要望対応を間違えてしまい、白ワインを誤って子供に提供してしまいます。直前で気づいた斉藤ですが慌てたはずみに白ワインを頭からかぶってしまったり、雑誌を要求したお客様に絵本を提供してしまったりとミスを連発してしまいます。

「もっと華やかで夢見たいな世界だと思っていた?あなたもう今日は下がって裏方作業をしていなさい」と山崎に叱責されて落ち込んだ斉藤は、CAに憧れている女子高校生から質問を受けて「どんな仕事でも大変だけど、CAは辞めておいた方がいいかも・・」とつぶやくと、トイレに逃げ込んで大泣きしてしまいます。

すっかり気落ちしてしまった斉藤ですが、先輩CAがファーストクラスのデザート制作に失敗してしまったことから挽回のチャンスを得ます。山崎は機内にある、材料になりそうな食材を寄せ集めて即席のデザートを作ることを思い付きます。山崎は斉藤に声をかけ、料理好きな斉藤は先輩CAたちにアドバイスしながら協力してタルトタタンを作り上げるのでした。

判断ミスが客をモンスター化させてしまう

一つの判断ミスが後で大きなトラブルになるストーリーも。

出発前に新米グランドスタッフ吉田が、温厚そうなビジネスマンに座席変更を願い出た時に、手荷物サイズオーバーのバッグを機内に持ち込みさせることを条件に座席調整を行いました。ところが勝手にサイズオーバーを了承してしまったため、搭乗時に中堅CAの田中がビジネスマンに貨物として預けるように伝えたところ、ビジネスマンは激怒。仕方なく手荷物として預かったのも束の間、機体が大きく揺れた時にビジネスマンのバッグが上の収納棚から落ちてきて、咄嗟にその場にいた原田機長の手に直撃して怪我をしてしまいます。また、機体異常で引き返すことになったお詫びにと田中がクーポンをお渡ししたところまたもやビジネスマンの逆鱗に触れ「2度と顔を見せるな、機長を呼んでこい」と大声を張り上げトラブルに。

チーフパーサーの山崎が「わたしが機内のサービス最高責任者です」とお客様のもとへ伺い、ホノルルへ引き返せと主張するお客様に、安全を最優先させるため引き返すこと、トラブルの時こそお客様にまた乗っていただきたいと思わせるサービスを提供したいこと、できれば田中に再度サービスを担当させて欲しいと毅然とお伝えします。ビジネスマンもその真摯で丁寧な対応に納得し、田中は最後までサービスを続行させることができたのでした。

自信のなさ、緊張がトラブル対応に差をつける

機長研修中の副機長鈴木と彼の教官のベテラン機長原田の対比も見事です。

鈴木は自信がない上に緊張しておっちょこちょい。パイロット帽をかぶるのを怠ったまま機体点検をしたことで、頬やワイシャツに油よごれをひっかぶってしまい陰でCAたちに笑われています。ミスで動揺が隠せない鈴木に、出発前に原田は「本当に出発していいのか?」と再三たずねます。

出発前に故障を直せなかったピトー管がフライト中に何らかの異常を起こし、まさかの羽田に引き返さざるを得ない事態に。しかも折りしも関東圏には台風が直撃していました・・。
予測していなかった事態に、鈴木は管制官とのやりとりも焦って感情的で攻撃的です。対して、普段は妥協を許さず威圧感たっぷりのベテラン機長原田は、トラブルが起きた時はまず鈴木を落ち着かせた上で冷静で的確な指示や助言を与え、鈴木を最後まで励まし続けました。

PCスキルをアップデートできないベテラン

新米とベテランの対比だと、とかく新米の方が不完全な存在として描かれがちですが、この映画ではベテランも厳しい現実が描かれています。

オペレーションコントロールセンターの責任者の高橋は、年のせいなのかコンピュータの扱いに不慣れな様子。「あーもう無理無理、ソフトが変わるとおじさんついていけない」と若手たちに操作を任せて、すぐ喫煙ルームに行ってしまう所在のなさを見せます。その後、暇そうにしているとコントロールセンターを見学に来た小学生たちの案内などの役を押し付けられていますが、台風による雷の停電で管制のコンピュータがシャットダウンした際に1980便の羽田緊急着陸を成功させるべくアナログな手法で見事なフライトシミュレーションを行うのでした。

映画のエンディング、無線担当の中島からパソコンを教わる高橋の姿にほっとします。ベテランにはベテランの知見がありますが、だからといってスキルがアップデートできなければ仕事で貢献することはできません。

こうした新米とベテランのリアクションの対比が、場面を変えて何度も出てきます。もちろんフィクションなのですが、ミスやトラブルがすごくリアルです。

新米とベテランで何がどう違うのか、自分だったらこう言う場合にどうするだろうか?
考え方や取り組み方を客観的に学べる良いチャンスだと思います。

おすすめポイント3:フライトを陰で支える人たちにスポットライトが当たっている

花形のキャビンアテンダント役を人気女優の綾瀬はるかさんが演じているので、どうしても機内のエピソードや彼女の無邪気な可憐さが印象に強く残りがちですが、この映画の本当の魅力は、花形のパイロットやCAだけのストーリーだけにとどまらず、グランドスタッフや整備士、管制官といったフライトを支える人たちに光を当てているところだと思っています。

わたしが一番心に残ったのは、新米整備士中村が、なくなったスパナを探している小泉のそばにいき「ご迷惑をおかけします」と声をかけるシーン。小泉に叱責されたことを思い出し、中村はさぞ気まずかったでしょうが、事態はそれどころではありません。
小泉はそんな中村を瞬きもせずにじーっと見つめ、「まさか・・エンジンの中(に置き忘れた)じゃないよな?」と低い声で鋭く一言。中村は必死で首を振るのが精一杯でした。

あああ・・、小泉の射るような鋭い視線もあいまって、私まで心がヒリヒリしました。
もし、自分たちのミスのせいで旅客機が乗客の命を危険にさらすようなことがあったとしたら。
そう、あの数秒の鋭い視線に「あってはならないこと」という飛行機業界全体の安全へのプライドを感じられたのです。
建築も、人の命を預かるシビアな仕事の一つなので「安全が当たり前」ということを達成するための努力が痛いほど伝わってきました。
ただ、小泉は厳しい存在ですが、失敗を重ねて責め立てるようなことはなく、黙ってゴミ箱をひっくり返して中村のスパナを一緒に探す頼もしい姿も描かれていました。
小泉役の田中哲司さん、すばらしい名演です。

この映画でおもしろいのが、航空ファンがトラブル解決のヒントを持ってくるところ。
飛行機が、乗る人、サービスを提供する人、大好きな人たちに支えられて運行していることが感じられてほっこりします。

エンディング、結局飛行機は目的地までお客様を運べず羽田空港まで戻ってきます。ハリウッド的なヒーローが出てきて活躍する内容でもなく、映画のストーリーとしては地味なものかもしれませんが、飛行機に携わる人々がもっとも大切にしていることがスタッフたちの奮闘を通して描かれている良作です。
エンドロールでは、新米たちのその後が描かれ、ああ良かったなと思えるすてきな終わり方でした。

ーーー

2024年1月2日。羽田空港にて着陸直後の旅客機と前日に起きた能登大地震の被災地へ救援のために飛び立とうとしていた海上自衛隊機との羽田空港地上衝突事故は未だ記憶に新しいと思います。生中継で機体が滑走路で激しく炎上する映像に言葉を失いました。

この事故により海上自衛隊機搭乗スタッフや旅客機の貨物に預けられていたペットが犠牲になりましたが、ただ、不幸中の幸い、旅客機側に死者はなく、奇跡の脱出劇を固唾を飲んで見守っていた方も多かったのではないでしょうか。

この脱出には、当該のJAL機の機長やCAをはじめ、ANAスタッフも現場に急行し対応にあたったと報道がありました。ハッピーフライトで描かれていた重要なテーマ「お客様の安全を最優先に」が、空港全体、航空業界全体で取り組んでいることを肌で感じ、現場の多くの皆さんの努力を見た思いです。

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叱責やミスに傷つかない「ビリーフチェンジ」のテクニックhttps://www.ed-commons.net/2024/03/10/lifehack-22/Sun, 10 Mar 2024 08:10:31 +0000https://www.ed-commons.net/?p=1507

大好きなインテリアの仕事なのに、叱責や失敗に傷つきながら辛い思いをしながら我慢してやっていくしかないのだろうか? ここで知っておいて欲しいのは、「ビリーフチェンジ」という考え方です。]]>

やったことないこと、知らないこと、失敗に対して先輩や上司から投げられるキツ〜イ一言。
「こんなこともわからないの?」
「そんなことも知らないなんて」
「何度も言わせないで」

確かにわからないことは事実だけど・・
でも、先輩たちの言い方や態度がきつく感じるんですよね。
大抵の場合、新米インテリアコーディネーターが傷つき萎縮してしまうような言い方です。
私自身も何度も言われて、おどおどと自信喪失し、心の病にかかりました。。
インテリア業界には私のように心の病にかかってしまうような人は沢山いて、辛くなって辞めていく人も沢山見てきました。

あなたのコア・ビリーフはポジティブ?ネガティブ?

大好きな仕事なのに、叱責や失敗に傷つきながら辛い思いをしながら我慢してやっていくしかないのだろうか?
どうしたら、傷ついたり萎縮することなく上手にステップアップができるのだろうか?

ここで知っておいて欲しいのは、「ビリーフチェンジ」という考え方です。

ビリーフ、とは、あなたのコア・ビリーフ(Core Belief)を指します。あなたの考えや感じ方の核(コア)になるもの、つまり「あなたが持っている思考の癖」です。心の中にある判断基準ですね。

このコア・ビリーフがポジティブな人は、ほとんどのことに対してポジティブな見方をします。
コア・ビリーフがネガティブな人は、物事をネガティブに捉えがちです。

たとえば、仕事でミスをしてしまった時に「なんで失敗しちゃうんだろう、自分はダメな人間だ」とネガティブな思考にとらわれてしまう人は、コア・ビリーフがネガティブ傾向にあると言われています。


または「このミスは自分にとって必要な学びだった、次間違えないようにがんばろう」とポジティブに受け取れる人は、コア・ビリーフがポジティブ傾向にあります。

どちらが生きやすいか?と言われたら、きっと多くの人が前者と答えるかと思います。

誤解のないようにしておきたいのですが、本来、ポジティブ、ネガティブという捉え方には優劣はありません。
ポジティブ、ネガティブと比べるとなんとなくポジティブの方が良さそうに見えますが、ネガティブな思考はその分慎重だったり、危険察知能力が高くリスクに過敏です。どちらが優れているということではありません。

ただ物事に対して受け取り方を意識して変える「ビリーフチェンジ」をすることで、物事の捉え方を自分でコントロールできれば、必要以上に落ち込んだり傷つくことを防ぐことは可能です。失敗から何かを学び取ることもできます。

ネガティブなコア・ビリーフをコントロールする方法

それでは、ビリーフチェンジの練習をしてみましょう。

<ビリーフチェンジの方法>
1紙の中央に縦線を1本書く
2今日起きた出来事をすべて紙の左側に書き出す(ざっくりとでOK)
3その中で少しでもネガティブな体験・出来事があれば丸をつける
4丸をつけた出来事の右側に、ポジティブな捉え方を考えて書き出す

たとえば、
「ミスを先輩に叱られた」場合、右の欄には
「同じミスを繰り返さないために注意してくれた」
または
「ミスを注意するときは叱責よりも一緒に改善方法を伝えると相手に受け入れやすい」
と書けますね。

物事にはさまざまな側面があります。
一見ネガティブな事柄でも、どう受け取るかによって受けるダメージや気持ちを変えられます。
ネガティブな出来事も、捉え方、視点を変えればポジティブに解釈できることを覚えておいてくださいね。

あなたのコア・ビリーフは、後輩たちにつながっていく

「悔しいならがんばれ」
「みんなそうやって強くなる」
「プロの世界はそんなに甘くない」
「私だって同じことを言われてしごかれてきた」
言っている側はそう思っています。

でも、そんな昭和の軍隊みたいな指導の仕方で、ホントに新米インテリアコーディネーターが一人前に成長できるだろうか。
知っている方が偉くて、知らない側は萎縮し、何も言えない雰囲気になります。
自信を失いおどおどし、何をやっても不安しかない。
怒られないように言われたことをこなすのが精一杯で、指示待ち人間がどんどん育っていきます。

ここで、新米インテリアコーディネーターを育てる本来の目的について考えてみて欲しいのです。

大抵の場合、新米インテリアコーディネーターには(一応)先輩や上司といった指導係がついています。
指導係の目的は、経験を通して一人前に新米スタッフを育てること、ですよね。
一人前に人を育てるということは、知識や技術を教えることはもちろんのこと、
・知らないことやトラブルがあっても対応できる知恵や機転を伸ばす
・何事にも前向きに向かっていける勇気や自信を育てる
ことが本質としてあると思います。
お客様の前に立ったら、助けてくれる人はいません。一人で仕事をこなしていける力を育てなくてはいけないのです。

わたし自身、育てられる経験と人を育てる経験をしてきました。
特に人を育てる側となってからは、「こんなこともわからないの?」「何度も言わせないで」というような、相手を萎縮させるような言葉は使わないと決めています。
なぜならば、この言葉達からは何も育たないから。
かえって新米インテリアコーディネーターのプライドを傷つけ、自信を失わせるだけです。
本来、一人前として仕事ができるように自信を持たせるための教育なのに、叱責や威嚇は意味がありません。
ただ上下関係のピラミッドを作り上げたり、目上の人の言葉を絶対とし、何も自分で考えられない指示待ち人間を作るだけです。

何より「わからない」「理解できない」状態は、教えている先輩や上司の教え方にも問題があるのではないでしょうか。
教えたのにできない、というのは、教え方が悪いから理解できなかったということも多々あります。

「わからない」「理解できない」と言われたら、相手にわかるように教えてあげるのが上司や先輩の仕事です。
誰だって、「はじめて」の時は不安ですからね。

このように考えているのは、この仕事を楽しんで気持ちよくやるプロフェッショナルな人が増えてほしいから。
きちんとあるべき方向に育てられた人は、教えられた基礎から自分で応用を考えることができ、間違った時は自分で軌道修正ができます。だからこそ、失敗や叱責で萎縮せずに乗り越えていって欲しいなと思っています。


きつい口調の相手を変えることはできません。変えられるとしたら自分の受け止め方。
いつか自分が新米さんに教える立場に立った時、「私も同じように言われたから」と先輩や上司と同じやり方を踏襲するのではなく、どうしたら相手が気持ちよく受け取り成長できるかを常にアップデートしていこう。

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無いと1日で詰む!在宅避難の超重要備蓄アイテムhttps://www.ed-commons.net/2024/02/25/ddr003/Sun, 25 Feb 2024 12:38:02 +0000https://www.ed-commons.net/?p=1481

食事は我慢できても我慢できないのはトイレ。排泄は基本的に数日間ぶっ続けで我慢できるものではありません。しかも断水や排水管の破損で水洗トイレを数週間単位で使用することができなくなっていることを想定すると、今、都民が真っ先に準備すべきはトイレへの備えではないかと思われます。]]>

東京都によると、2023年の23区の人口は979万人ですが、都内約4700箇所ある避難所の収容想定人数は約318万人とされています。つまり、首都圏で大規模な災害が発生した時に避難所に入れるのは人口の約30%にしかすぎず、残りの約70%の23区民は在宅での避難か23区外への避難を余儀なくされるということになります。

このため、現在東京都では都民に対して在宅避難を想定した備蓄や準備をするよう勧めています。自宅が倒壊や火災で延焼してしまわない限り、避難所にいかずに在宅避難をすることが求められています。

大災害の発災直後から行政の災害支援が本格化するのは3日と言われています。このため在宅避難では最低3日間は自助(自分で自分の身を守る)ことが基本です。

また、高層マンションは災害時の電気や水道といったライフラインがストップし、エレベーターが使えなくなる可能性が高いですが、避難所の余裕はないため極力自宅にとどまることを呼びかけています。このためマンションには7日分は自助できるボリュームで備えることが推奨されています。

食事は我慢できても排泄は我慢できない

災害の備蓄というと、食料が真っ先に思い浮かぶと思います。

もちろん、「生き延びる」ための食料は大事で、食材のローリングストックなど普段から買い物時に心がけることは日本社会でも比較的定着してきているように思います。

しかし、食事は我慢できても我慢できないのはトイレ。排泄は基本的に数日間ぶっ続けで我慢できるものではありません。しかも断水や排水管の破損で水洗トイレを数週間単位で使用することができなくなっていることを想定すると、今、都民が真っ先に準備すべきはトイレへの備えではないかと思われます。

災害用トイレは、基本的に排泄物を使い捨てのビニール袋に閉じ込め、凝固させることでトイレの汚れの溜まりや衛生環境の悪化を防ぐものとなります。

既存の便器の下にビニール袋を被せて使うタイプや、災害時用に簡易便器となる段ボールを組み立ててその下にビニール袋を被せて使うタイプなどがあります。

ものによっては小便用のみのものもあるため、購入時に確認が必要です。

非常用簡易トイレ「ポイレ」

1日5回x3日分=15個/人が最低限のトイレ備蓄目安

それでは、災害用トイレは何個くらい用意すれば良いでしょうか。必要個数については、自分が1日に何回くらいトイレに行くかを想像してみることから始まります。

多い方だとトイレ回数は1日10回くらいかもしれませんが、大体の人間は1日に5〜6回ほど行かれると思います。

最低限の在宅避難の3日間で考えてみると、1日5回x3日で一人あたり15個が最低限のトイレ装備といえます。高層マンション住民は総定数を7日分とすると35個/一人は必要となります。この数に家族の人数を掛けることで、家族分を確保することができます。

過去の大災害で必ず起きたトイレ災害から学ぶ

平時にはそんなこと想像もできないけれど災害時には確実に甚大な被害をもたらすのがトイレ問題。

過去のニュースを思い返してみても、どの避難所も断水で水が使えず、汚物があふれ使用できなくなるという悲惨な状況がありました。ということは、トイレ問題は近未来に首都で起きる災害でも必ず発生するということです。

東京は人口が多い分、過去に地方でおきたどのトイレ問題よりもすぐに深刻な事態になるのは容易に想像がつきます。しかも、避難所に収容できる想定人数を考えたら、備えがないことで非常に早期に相当深刻なトイレトラブルが起きる予感しかありません。

最優先で各自が備えておくべきものとして、まだトイレの用意がない方は、すぐに購入して備えるようにしておきましょう。

大災害時、避難所のトイレは人数分用意がないと心得よう。未来の自分を守るために、今できるのはトイレの準備から!

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稼げるインテリアコーディネーターになるためにhttps://www.ed-commons.net/2024/02/25/freelance-2/Sun, 25 Feb 2024 08:27:57 +0000https://www.ed-commons.net/?p=1470

インテリアを趣味じゃなくて仕事にしたいというからには、何をポイントに考えて準備していけば良いでしょうか。]]>

フリーでインテリアの仕事をしてみたい。
好きなインテリアの仕事で会社に縛られず個人の力で稼げたらハッピーだ。

そう考えるインテリアコーディネーターは多いと思います。

フリーでと希望される方の背景はさまざまで、フルタイム(+超絶残業)仕事が家庭の事情で無理、という方もいれば、週末だけ働きたい、という方もいれば、会社に縛られたくない、という方もいるでしょう。
せっかくの人生ですから、やりたいようにやればいいと個人的には思いますし、そんなチャレンジを応援したいと思います。

ただ、重要なのは、ただフリーランスを名乗るのではなく、いかに稼ぐかという点ではないでしょうか。
インテリアを趣味じゃなくて仕事にしたいというからには、何をポイントに考えて準備していけば良いでしょうか。

今回は、フリーランスで稼げるインテリアコーディネーターになるためのコツをお伝えします。

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プロの仕事をするために必要な3つの視点https://www.ed-commons.net/2024/02/25/lifehack-20/Sun, 25 Feb 2024 03:08:51 +0000https://www.ed-commons.net/?p=1462

インテリア業界に限らず、働く人の悩みの大部分って人間関係なのだそうです。 新米インテリアコーディネーターももれなく職場での人間関係で悩んでいる人が多いように見えます。 人間関係は様々なケースがありここで簡単に解決できる問題でもないですが、少しでもあなたが仕事に取り組みやすくヒントをご紹介します。]]>

先輩や上司にいつも注意されて、職場に居づらい。
職人さんに怒鳴られてから、気まずくて現場に行くのが嫌。
お客様に厳しいクレームを頂いてから、打ち合わせが怖い。

インテリア業界に限らず、働く人の悩みの大部分って人間関係なのだそうです。
新米インテリアコーディネーターももれなく職場での人間関係で悩んでいる人が多いように見えます。
人間関係は様々なケースがありここで簡単に解決できる問題でもないですが、少しでもあなたが仕事に取り組みやすくヒントをご紹介します。

あなたは「インテリアのプロ」としてどう振る舞うべきか?

新米インテリアコーディネーターが一番しんどく感じているのは、今のあなたがいくら新人だろうが何歳だろうが何人だろうが女性だろうが男性だろうが、インテリアコーディネーターと名乗っている以上、お客様や職人さんから、あなたは「プロのインテリアコーディネーター」として見られていることではないでしょうか。
新米にとってはそれが嬉しい反面、過大なプレッシャーとなっているのが現状です。


先輩や上司も「あなたがプロのインテリアコーディネーター としてやっていけるか」という目線であなたを見ています。
職人さんや現場監督さんも「プロならこうあるべきでしょ」という目線で見ています。
お客様は・・もちろん、プロフェッショナルな存在としてあなたを見ています。


ということは、今の人間関係でつらい状態を好転していくには、あなたが「プロとして成長していくこと」が一番の近道です。

ところで、厳しいようですが、お客様や職人さんに、自分が知らなかったり経験していないことを「私は新人なんで知りません」「やったことがありませんのでわかりません」「私は見習いなので」という言葉を使っていませんか?

実はわたしも・・恥ずかしながら言っていました。
悪びれもせず「教えてもらってないからできなくて当然」「それは設計側に聞いてください」と言っていました。
ところが、この言葉を使ったときに、お客様には「なんであなたみたいな人が我が家の担当なの?すぐに別の担当者に変えてほしい」と担当を拒否され、職人さんや現場監督さんには「あなたはプロ意識が足りない」「言い訳するな」とものすごく怒られてショックを受けていました。

「知らない」「わたしには負える責任がない」ってことを素直に言っただけなのに、なんで?って。

今ならわかります。
あなたが新人とか見習いとか未経験だというあなたの事情なんて、相手にはどうでもいいことなんです。
相手は、今そこでプロのインテリアコーディネーターを名乗っているあなたに、プロの対応をしてもらいたいだけなのです。プロなのに「教えてもらってないからできません」は無いでしょう?と。
わからないなら、わからないなりにプロの対応をしてくれと思っています。


たとえば、自分が乗っている飛行機のパイロットに「新人なんで安全の保証はありません」「教えてもらってないから着地できません」って言われたら・・・困りますよね。そうか新人ならば事故にあっても仕方ないな・・にはならないでしょう?

「プロのインテリアコーディネーターはこのシチュエーションの時にどんな言葉を話し、どう振る舞うか?」
プロになりたいのなら、なかなか現場で認められないのなら、まずはこれを意識して考えてみましょう。

商品を選ぶまでが「自分の仕事」になっていないか?

新米インテリアコーディネーターは、商品やカラーを選ぶことに意識がいってしまい、お客様が決定してくれたらそれで終了と思っている人も多いですが、プロとして一番大事なことは「現場にどうやっておさめるか」です。

たとえば施工や搬入。
・ユニットバスってどうやって施工するの?
・タイルはどうやって施工するの?
・ソファはどうやって搬入して設置するの?
・照明器具がつくまでには、現場ではどんなことをするの? などなど。

現場にどうやっておさめるかまで考えて商品を選ぶのがプロです。
商品を見るときは、サイズや色、素材といったところだけでなく「どうやって現場におさめるのか」まで検討すること。
建材カタログには施工方法が載っているページもあります。また現場監督や職人さんに施工で難しい点やどうしたら仕事がしやすくなるのかという質問を投げかけてみることで、知識や意識も広がってきますよ。

プロならば、好き嫌いで仕事しない

仕事する上で、職場の人間やお客様と良好な人間関係を作ることを最重視している新米インテリアコーディネーターも多いと思います。
もちろん、敵を作るより仲良くした方がコミュニケーションも取りやすいですし、仕事のチームとしても精神衛生上いいことですので、それは大いに結構です。

でも、「仲良くしよう」「仲良くなりたい」という意識が強すぎると、「好き」「嫌い」で人間関係を計りがちになります。

「あの人にこの間文句言われたからムカつく、キライ」
「OOさんは挨拶してもこわいだから嫌だな」
「あの人いつも上から目線で言ってきてムカつく」
「私はきっと上司に嫌われている」
こういう気持ちをいったん持ってしまうと、仕事中に何かトラブルなどが起きたときに非常にやりにくくなってしまいます。


「あーあの人に謝らないと・・でもキライだから会いたくない」
「OOさんはわたしのこと嫌いだから、何を言っても認めてくれないんだ」

これ、友達関係だったら会う会わないは自由ですが、仕事ですからね。
現場をよりよくおさめていくために、皆必死に作業しています。
必死に真剣にやっているからこそ、ぶつかりあいや話し合いも生まれます。


仕事の信頼関係はお互いの仕事でしか培えないので、普段の雑談で仲よさそうに見えていても、怒られるときは怒られますし、厳しいときは厳しいことを言われることを覚悟しなければなりません。

プロとして、仕事を潤滑にやっていきたいのなら「好き」「嫌い」などの個人的感情はいったん抜くべきです。
仕事仲間との本当の信頼関係は、仕事でしか生まれないということを覚えておきましょう。


たかが仕事、されど仕事。
あなたがプロの仕事を心がけることで、プロとしての姿勢や意識を見せることで、あなたの人間関係で悩んでいることの多くは好転していける可能性があります。
大丈夫、今日から一歩ずつ、プロの意識を取り入れていきましょう。

たとえ未熟でも経験がなくても「プロのインテリアコーディネーター」らしい振る舞いや言動を心がけることは誰にでもできる!「あの人は新米だけど仕事の取り組み方はプロフェッショナルだよ」と仕事で認めてもらえることを目指してみよう。

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インテリアコーディネーター採用枠が減っている事情https://www.ed-commons.net/2024/02/17/lifehack-19/Sat, 17 Feb 2024 14:44:32 +0000https://www.ed-commons.net/?p=1451

インテリアコーディネーターを正社員として雇わない工務店やハウスメーカー、設計事務所は増えてきているなあと感じたりしています。それに、AIによるインテリアコーディネートサービスが普通になる時代も、そう遠くないと感じています。]]>

たまに学生さんから「インテリアコーディネーター職を探しているが、なかなか募集がない」「どうしたらインテリアコーディネーターになれるのか?」と相談を受けます。
また、インテリアコーディネーターに憧れて転職活動をしているものの、狭き門でなかなか就職が決まらないという方も沢山います。

需要と供給のバランスを考えた時、「なりたい人は多いけれど実際に働くチャンスはあまりない」仕事の一つと言えます。今回はこの点について考えてみましょう。

インテリアコーディネーターの職域を他のスタッフが担当している現状


現場で働いている身としては、インテリアコーディネーターを正社員として雇わない工務店やハウスメーカー、設計事務所は増えてきているなあと感じたりしています。逆に正社員ではなく、契約社員や業務委託などの「ある程度経験値を積んだベテランIC」、即戦力ICの採用枠は依然として一定数あるように感じます。

そもそもインテリアコーディネーターの資格は民間資格。
国家資格と違い「資格がないから仕事をやってはいけない」という仕事ではありません。
もっと言うと、インテリアコーディネーターが本来請け負っている業務は「ぶっちゃけ、インテリアコーディネーターがいなくても成り立つ仕事」だったりします。

たとえば、内装仕様のカラー打ち合わせ。
多くの工務店やハウスメーカーでは、インテリアコーディネーターの領域と言われる業務を、設計士や住宅営業マンが行っているケースが多々あります。
照明プランやカーテンプランも、外注でメーカーに頼んでしまえばインテリアコーディネーターがいなくても問題ないとしている企業も多いです。

それに、AIによるインテリアコーディネートサービスが普通になる時代も、そう遠くないと感じています。
多くの人が気づいていないかもしれませんが、インテリアコーディネーターの業務こそAIに取って代わられる仕事であるとも言えますね。

粗利を稼ぐ営業意識が足りないインテリアコーディネーターが多い

また、多くの企業にとって大事なことは売上高、そして粗利額の向上。
インテリアコーディネーターを雇うことによって、売上が向上する、粗利が稼げる、営業面での価値を期待しています。


しかし、実際のインテリアコーディネーターの多くは「私は営業じゃない」「営業活動は苦手」という人も多く、こうなると「わざわざインテリアコーディネーターを雇わなくても、事足りる」と思われている状況があります。


インテリアコーディネーター一人雇うだけでも人件費や教育費がかかりますから、それに見合う価値、それ以上の価値をインテリアコーディネーター自身が提供できなければ、そもそも雇われないのが現実です。

「インテリアコーディネーターは企業に必要」と思ってもらえるには

インテリアコーディネーターとしての存在価値をどう見出していくのか。
「やっぱりインテリアコーディネーターは必要だね」と思ってもらえるにはどうしたらいいのか。
あなたはどう思いますか?

これからプロのインテリアコーディネーターを目指している人にも、ぜひ、それぞれが考えていただきたい問題です。
インテリアコーディネーターとして売上にどのように貢献できるか?
粗利額をアップさせるために何を意識して取り組んでいるか?

逆に言うと、就活の段階でこの点を考えて書類選考や面接に臨んでいる方は、かなり採用される確率が高いように思います。


いくら自分がインテリアコーディネーターをやりたいと思っていても、そもそも、お客様や雇ってくれるハウスメーカーなどからの「インテリアコーディネーター需要」がなければ、雇ってはくれません。
インテリアコーディネーターにも営業センスが問われていることを忘れないでください。

あなたがインテリアコーディネーターとして会社やお客様に提供できる価値は何なのか。
この仕事で仕事をしていきたい、と考えるなら、まずこの価値について考えておきたいところです。

インテリアコーディネーターにも営業力が問われていることを忘れずに!
前職で営業経験がある人は積極的にアピールしよう!!

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防災xインテリアのキーワード「モビリティ」https://www.ed-commons.net/2024/02/04/ddr002/Sun, 04 Feb 2024 02:37:38 +0000https://www.ed-commons.net/?p=1436

防災を取り入れた生活で大事にしたいキーワードが「モビリティ」。モビリティとは「移動性」を指す英語です。「どこでも持っていける」「軽く持ち運べる」「折りたたむと小さくなる」といった「移動させやすい」が基準です。]]>

防災を取り入れた生活、といっても、何からどう考えたらいいのか。
そこで、大事にしたいキーワードが「モビリティ」。モビリティ(mobility)とは「移動性」を指す英語です。

たとえばわたしの場合は

「どこでも持っていける」

「軽く持ち運べる」

「折りたたむと小さくなる」

といった「移動させやすい」が基準で、この基準に合わない既存のものは買い換えるなど、少しずつ自分に合ったものを揃えています。

今日は、最近心がけているモビリティのインテリアについてご紹介します。

自分の好きな場所がリビングになる

モビリティのインテリアの利点は、なんといっても「移動することで自分の好きな場所がリビングになる」という点。

今まで使用していたダイニングチェアを辞め、軽く折り畳めるアウトドアチェアに変えたのが大きかったかも。先日の早朝、近所の土手で散歩をしていた時にアウトドアチェアを組み立てたら、すっかりお気に入りのスポットになりました。

また、ダイニングチェアより低い座面高のアウトドアチェアにすることで、ゆったりとくつろげる時間を手に入れることができました。

「一石二鳥」になるものを選ぶことでものが減り、スペースが広がる

モビリティを重視することで大事なのが「一石二鳥」、つまり一つのものに多様な使用方法があるということ。移動する際に携帯するので、重量や物量を減らしていく必要があります。

あれもこれも必要・・と足していくのではなく、これはこれの代用として使う、と、防災にも使える、など使い方を工夫してものを用意するようになりました。たとえば、先ほどのアウトドアチェアは、リビングで使える他にもしも避難所に避難することになったときにも体育館に直に座ることなく使えますし、アウトドアを楽しむ時にも使えます。

多様できるものを選ぶことで、結果的に不要なものを処分したので持ち物が減り、室内により大きなスペースを作ることができました。

「こうでなければならない」から解放され、柔軟な思考が生まれる

「こうでなきゃ」と思い込んでいる部分って、実はそうでもないってこと、よくありますよね。

たとえばご飯を炊く時に、炊飯ジャーで炊く方も多いと思います。炊飯ジャーで炊くものだ、と思っている方もいます。でも、ご飯は「炊く+蒸す」ができれば完成するので、炊飯ジャーでなくても蓋つきの鍋や土鍋でもご飯は炊けるわけです。

「OOにはOOでなければ」が「OOをするにはOOでもできるしXXでも可能」であれば、生きる選択肢もそれだけ増えて柔軟に考えられるようになります。

モビリティのインテリアに変更していって、暮らしの無駄や思い込みに気づけた点は大きかったです。

これからも生活の提案者として、柔軟な視点を大切にしていこうと思います。

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フリーランスのインテリアコーディネーターが収入源を分散させるべき理由https://www.ed-commons.net/2024/01/31/freelance-1/Wed, 31 Jan 2024 06:57:39 +0000https://www.ed-commons.net/?p=1427

「フリーランスでインテリアコーディネーターを名乗っているけれど、実は開店休業状態」の人はかなり多いです。何でどれだけ稼ぐかは個人の自由ですが、趣味ではなくビジネスとしてフリーランスを選択し収入UPを考えていらっしゃるのであれば「BtoBで自分ができること」で主軸を作ることをお勧めします。]]>

コロナ禍、ウッドショック、AIの台頭・・。
世の中が変わるにつれて、フリーランスのインテリアコーディネーターの仕事も様変わりを見せています。

わたし自身も、特にコロナ前と後では取引先も事業の方向性も変わってきています。たとえば対面での打ち合わせ仕事はコロナをきっかけにPCでのやりとりに変わったり、定員を絞られたり。またAI技術を活用して人が作成していた執筆はAIから弾き出された情報をベースに編集、というように、やはり今まで以上に淘汰されているのを感じていますし、仕事の内容自体も変化しています。

収入源を複数に分散させるのは、フリーランスの基本

企業に所属していないフリーランスのインテリアコーディネーターにとって、毎月の収入というのはかなり変動的な方がおおいのではないでしょうか。特に単発のお仕事をされている方は、営業活動や季節などに応じて変わってくる方が多いと思います。

そもそもフリーランスとして収入源(取引先)が1つしかないという状況は、ビジネスとして非常に厳しい状況と言わざるをえません。

というのは、コロナで特に実感しましたが、世の中はいつ何があるかはわからないもの。今存在している取引先はいつどうなるかはわからないのです。
現実問題として、2024年は建設業の倒産ラッシュが相次ぐと言われています。取引先がなくなってしまったり、業態変更などで今まで通りの取引ができない場合に収入源が何らかの状況で断たれる可能性があります。

どんなジャンルのフリーランスにも共通して言えることですが、万一に備えて、ビジネスのコンテンツや収入源を分散させるのはフリーランスの基本と心得ましょう。

BtoCよりBtoBの事業を目指すべき理由

また、ビジネスの顧客を考えた時に、誰を顧客にするかという視点は大事です。

誰、つまり、自分がサービスを提供する相手は、エンドユーザーである消費者(Customer)なのか、それとも企業(Business)なのかということです。

BtoB(Business to Business)企業対企業としてのビジネス

BtoC(Business to Consumer)企業対消費者としてのビジネス

現在、世の中の多くのフリーランスのインテリアコーディネーターは、一般の消費者(Consumers)に向けたインテリアコーディネート業を生業にしているかと思います。

しかし、BtoCは非常に変動性があり、名の知られていない普通のインテリアコーディネーターにとっては営業や集客がことさらに難しい状況のため、集客の予測も立ちづらく、またサービス単価も低めであることから、生活できるレベルまで売上をあげていくことは非常に厳しい環境です。

このため、事業を考える際には、BtoCよりもBtoBでできることを主軸に考えていきましょう。

実は開店休業状態に陥っていませんか?

ただ、BtoBをと言った場合に経験の浅いインテリアコーディネーターは「自分はBtoBができるほど知識や経験もありません」「対個人に向けてのサービスしか考えていなかった」という方がとても多いのです。

これは非常にもったいないですね。
BtoBの方が単価も高く、より安定した収益を得られる可能性が高くなります。

また、上記で言っているように、取引先企業を複数持っておくことでより安定した収益をあげやすくなるので、複数社と取引するよう心がけましょう。

「フリーランスでインテリアコーディネーターを名乗っているけれど、実は開店休業状態」の人はかなり多いです。何でどれだけ稼ぐかは個人の自由ですが、趣味ではなくビジネスとしてフリーランスを選択し収入UPを考えていらっしゃるのであれば「BtoBで自分ができること」で主軸を作ることをお勧めします。

インテリアコーディネーターの独立相談に乗ります

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新米インテリアコーディネーターがより信頼されるための3つの方法https://www.ed-commons.net/2024/01/28/lifehack-18/Sun, 28 Jan 2024 05:50:55 +0000https://www.ed-commons.net/?p=1418

インテリアコーディネーターの接客の場において、お客様から信頼を得ることほど重要なことはありません。 しかし、信頼なんてそんなにすぐに手に入るものでもありません。 ただ、少しでも早く信頼を得るためには何が必要でしょうか。]]>

仕事を始めたばかりの新米インテリアコーディネーターは、悲しいことになかなかお客様から信頼を得ることが難しい立場です。実際、自分の提案に対してエビデンスや自信がないことも多く、発する言葉もどこか頼りなげな人も多いです。

彼らにとっておそれているのは自分が知らないことをお客様に聞かれたらどうしよう、ということです。うまく答えられなくて「このICさんはそんなに詳しくない」「担当者を変えてください」とお客様に言われてしまうことにビクビクしています。


そのため、知識や経験がないことを隠してしまいがちで、「知ったかぶり」「はったり」をしてしまいがち。
でも、不安なことを突っ込まれたり、鋭いお客様に次々と質問を浴びせられ、しどろもどろの泣き顔になってしまう新米さんをたくさん見てきました。

インテリアコーディネーターの接客の場において、お客様から信頼を得ることほど重要なことはありません。
プロの提案が欲しいと思ってくださる方がいて初めてわたしたちインテリアコーディネーターがいる意味があります。この人はプロの提案をしてくれている、と思われたら提案がやりやすくなるんですね。

しかし、信頼なんてそんなにすぐに手に入るものでもありません。
ただ、少しでも早く信頼を得るためには何が必要でしょうか。

あなただったらどういう人を信頼するか?

一番最初に考えて欲しいのは「あなたがお客様(職人さん・上司)の立場だったら、どういう新米インテリアコーディネーターを信頼するだろうか?」という点です。

えええ、新米って名乗っている時点で信頼なんてできないのでは。
なんて思ったあなたはこちらを考えてみてください。

「今まで出会った人のなかでもっとも信頼できる人と、信頼できる理由」

思い浮かびましたか?
おそらくどちらもね、信頼できる人の信頼できるポイントって「人間性」についてだと思います。
人間性・・たとえば、「正直である」「努力家である」「約束を守る」「誠実である」といったところではないでしょうか。
決してずるい人や嘘をつく人を信頼することは無いですよね。

そう、未経験で知識が少ないあなたが信頼されるとすれば、あなたの人間性に大きくかかっています。

信頼を得る人間が持つもの、それは誠実な対応

一にも二にも重要なのが「誠実さ」です。

誠実さは、知識や経験は関係ありません。人としての資質です。
誠実さは、今日からでも意識すれば誠実な人として信頼されることができます。


誠実とは、調べてみると以下の意味があります。
・偽りがなく、まじめなこと。
・私利私欲をまじえず、真心を持って人や物事に対すること。

仕事における誠実な人とは、色々あるかと思いますが、下記のような人のことを言いますよね。
・真面目に仕事に取り組む人
・嘘をつかない、言動に矛盾がない人
・すべての物事に責任を持ってあたる人
・連絡を確実にこなす人
・自分が損をしても他人を思いやれる人
・失敗を他人のせいにしない人
・感謝と謝罪をきちんと言葉や態度にできる人
・他人からの注意や指摘を真摯に受け止められる人



よく新米インテリアコーディネーターが恐れているのは「自分の知らないことを質問されたり突っ込まれたらどうしよう」ということ。「正直に知らないと言う方が、信頼されないのでは?」と聞かれることもあります。

しかし、あいまいに返したり知ったかぶりをすると、その場はうまくやりすごせても絶対にボロがでます。

だから、質問されたことに対して知らないことであれば、正直に「知らなかった」と伝えた上で、次回までに調べておきます、とか、この機会に勉強させていただきます、などと伝えることが大事。その場で答えられなかったとしても、お客様に誠実な対応をしている人だとわかってもらうことができます。

知らないことがダメなのではないのです。
知らないことに対して誠実に向き合えるかが問題なのです。

知識を積み上げる

経験は実績を積まないと増えていきませんが、知識であれば経験がなくても短期間で自分で増やすことができます。
実績のない新米インテリアコーディネーターは、とにかく知識を増やすことを意識していきましょう。


メーカーのカタログを熟読する、ショールームに行って商品の説明を受けてくる、セミナーにいく、仕様を覚える、メーカーごとの特徴を自分なりにまとめる、施工事例を自分の資料としてまとめておく、といったことを通して、知識を少しずつでもいいので増やしていきましょう。
その際、ただ知識を吸収するのではなく、「お客様は何を知りたいか?」ということを考えながら知識を増やしていきましょう。
知識の有り、無し、は、接客時の自信にも大きく関わってきます。

傾聴(けいちょう)の技術をあげ、お客様が抱えている家の課題を深掘りする

傾聴(けいちょう)とは、「耳を傾けて聴く」という言葉どおり、「耳」「目」「心」を傾けて真摯な姿勢で相手の話を聞くことです。いわゆる「聞き上手」になることですね。


お客様は、家づくりや住んでいる家に何かしらの課題があるからインテリアコーディネーターの前にいるのです。
お客様が今何の問題を抱えているのかを全身で考えながら聞くことで、お客様を理解することにもつながり、理解しようとする聞き手側の態度がお客様の心を開き、信頼関係を気づくことにも繋がります。

また、傾聴とはただ聞いてるだけではなく、お客様に寄り添いながらアドバイスすることも含まれます。
傾聴がしっかりできているインテリアコーディネーターは、問題に対するお客様の気づきを促すこともできるようになります。
傾聴してくれるインテリアコーディネーターに、お客様は心を開き、信頼してくれます。

実績がない、知識がない新米インテリアコーディネーターにも、信頼される方法をお伝えしました。
お客様や現場の職人さんや現場監督さんたちが応援したくなるインテリアコーディネーターを目指していきましょう。

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コーディネートプランニングの重要チェックポイントhttps://www.ed-commons.net/2024/01/26/lifehack-17/Fri, 26 Jan 2024 13:15:48 +0000https://www.ed-commons.net/?p=1378

そのコーディネートのプランニングにはもっとも大切な視点が欠けていました。 今回はインテリアコーディネートのプランニングにおいて実践で役に立つ内容をご紹介します。]]>

以前、新米インテリアコーディネーターからインテリアコーディネートのプランニングについて相談されたときのこと。
その方は「この家具と、この家具と、この家具をリビングに置きたいのですが、どうでしょうか・・」とカタログから家具を指し示しました。
それらの家具は、色やデザインが統一されており、一生懸命選んだ様子が伺えました。

しかし、そのコーディネートのプランニングにはもっとも大切な視点が欠けていました。
今回はインテリアコーディネートのプランニングにおいて実践で役に立つ記事をご紹介します。

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