自信がなく怖がりな人ほど、強く偉く見せようとする

昔、一緒にお仕事をしたICさんで、周りに対してものすごく偉そうで、不機嫌そうな人がいました。
上司やお客様にはにこやかに対応するのですが、業者さんや部下に対してものすごく不機嫌そうにあれこれと指示を出します。
 
業者さんがお客様に提案して決まったことを、「それはちょっと違うねぇ〜」と言いながらあれこれと仕様を変えてしまうこともしばしば。
お客様と業者さんは、「ICさんがおっしゃるなら・・」と黙って従うしかありませんでした。
 
そばにいてなんともモヤモヤしたことを覚えています。
新米ICさんのあなたも、威嚇が強い先輩や上司、現場の職人さん、取引先の方にモヤモヤしたことはありませんか。
 
 

性格は刺激に対する反応の積み重ねである

どうしてこのICさんはこんなに強引で上から目線なのだろう、とこの方の性格に思いを馳せていました。
 
ここで大学時代に学んだ心理学を応用してみます。
 
人の性格は、何らかの刺激に対する反応の仕方によって形作られます。
だから、強引な人、不機嫌に人に当たる人、上から目線の人、というのも、実は、刺激に対しての反応の仕方が、強引だったり不機嫌だったり偉そうだ、という性格を作ることになるわけです。
 
たとえば、他者と意見が対立して、自分の意見が通りそうにない時。
ある人は、みんなの意見を聞いて、みんなの意見を反映させた答えを出します。
ある人は、優先順位に従って、優先度が高いまたは合理的な答えを出そうとします。
ある人は、他者の意見に脅威を感じて、自分の意見を守り通そうとします。
ある人は、そもそも人の意見を気にしていないので、自分の意見を通します。
ある人は、泣いたり不快な感情をあらわにすることで、自分の意見を主張します。
 
ここにパワーバランスや利害関係が絡んでくるわけですが・・
こんなふうに、ある何かの刺激があったときに人はどう反応するか、どう反応したらその人は心地よくなれるか、安全でいられるか、の積み重ねで性格は形成されていきます。
 
 

不機嫌な人は、不機嫌でいることを武器にしている

とっつきにくい不機嫌な人というのは、他者を寄せ付けない、他者の意見を聞かない傾向が強い・・ですよね。
不機嫌そうなので、お伺いをたててご意見をうかがったり・・なんてことも。
 
 
彼らはなぜ不機嫌なのか。
彼らはなぜとっつきにくいのか。
 
それは、不機嫌さは、その人が自分を守るための手段だからです。
「不機嫌だから他者を寄せ付けない」のではなく、実は、「他者を寄せ付けないために不機嫌でいることを選んだ」のです。
もしくは、無意識に「不機嫌さを他人に見せることで他人をコントロールしようとしている」可能性もあります。
 
なぜかというと、本来、態度や機嫌というのは、コントロールできるものだからです。
 
 
あなたは、こういう経験はありませんか?
たとえば許せないことで家族と喧嘩しているとします。
あなたは怒り心頭で大爆発中。
 
その時、携帯の電話がなりました。
電話の主は、あなたのお客様(もしくは上司)です。
 
あなたはどんな声音で電話に出ますか?
怒り心頭のまま、不愉快そうに怒鳴りつけながら電話を応対しますか?
 
 
おそらく違いますね。
一瞬であなたは電話の主と会話するために、平常な声音で話せると思います。
 
 
ここで何が起きているのかというと、
ー家族に対して激おこぷんぷんで怒っている自分
ー電話の主に対してつとめて冷静に「もしもし」という自分
が瞬時に切り替わっているということです。
 
 
つまり、Aという刺激に対しては怒りモードだけど、Bという刺激が同時にあったらBにあわせて冷静モードで(なんなら明るいモードで)反応できるのです。
 
 
だから、不機嫌でいる、偉そうにしている人というのは、目の前の人にどう反応するかで態度を決めているのです。
 
 

強く偉そうに見える人ほど、「強く偉い」役を演じているだけの可能性が非常に高い

さて、私の経験ですが、普段から今まで強く偉そうな人というのは、深く本音を探ると実はそこまで強くなく、偉そうとか怖そうな役割を演じている人が非常に多いです。
 
 
その理由は、上記にもある通り、「不機嫌そうにする」ことが彼らの気持ちや立場を守る手段だから。
「強そう、怖そうにふるまう」ことで、なめられたくないとか、馬鹿にされたくない、という気持ちを守っているから。
 
 
正直、自信があったら不機嫌そうに振る舞う必要もないのです。
自信があったら、もっと洗練された手段で、お客様や取引先、部下をリードすることができるわけですから。
本当に強かったら、周りに強そうに怖そうに振る舞う必要もなく、馬鹿にする人を圧倒できる力をもっているはずですから。
 
 
仕事をしていると、一見、ちょっととっつきにくいような不機嫌さを出している人や、怖そうな雰囲気の人に対して、周囲が気を使うことも多々あります。
でも、それは、彼らの「自分に気を遣って欲しい」「自分を認めて欲しい」という焦りや不安がそうさせていると考えたらどうでしょう。
本当に不機嫌なのではなく、不機嫌さを装っているのだとしたら。
その人の態度に隠された本音を知ることで、今までよりは少し取っ付きやすくなりますよね。
 
 
雰囲気だけでびびってないで、ぜひ、なぜその人はそういう態度をとるのかということをじっくり観察してみると、意外となるほど〜ということが見えてくるので、圧倒されがち&気後れしがちな新米ICさんは参考にしてみてくださいね。
 
 
そして、あなた自身は、知識や経験を積んで、「自信」を身につけてくださいね。
他人に機嫌をとってもらおうとしては、あなたも同じ繰り返しになってしまいますよ。
 
 

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