「三隣亡」を知っておこう

先日、古くから伝わる、建築や引越しに最適な「建築吉日」についてご紹介しました。
現在は六曜の日取りの方がメジャーですが、戦前は十二直の方が重視されていたという話です。
建築の日取りには、北斗七星が関係しているのをご存知ですか
 
今日は、建築凶日について。
 
 

まずは十二直の凶日から

古より、十二直の中で建築や引っ越し、開店日などに適さないのは以下とされています。
暦注カレンダー
 
建(たつ)
「万物を立て生じる日」という意味。
すべてにおいて大吉デーだが、土を動かしたり、蔵開きをするのは凶。
 
除(のぞく)
「障害を取り除く日」という意味。
井戸掘りには良いが、土を動かすのは凶。
 
満(みつ)
「全てが満たされる日」という意味。
道路の修理には吉だが、穴掘りや種まきは凶。
 
破(やぶる)
「物事を突破する日」という意味。
字の如く、訴訟や戦い、狩りなど戦いの日を意味するので、祝い事や契約事には凶。
 
閉(とづ)
「閉じ込める日」という意味。
棟上げ、結婚、開店には凶日とされています。
 
おもしろいのは、OOは吉だけどXXは凶、というように細かく吉凶が分かれている点。
昔の人がいかに生活の中に吉凶を重視していたかがわかりますね。
 
 
ところで、十二直は聞いたことがない、という方でも、三隣亡(さんりんぼう)なら聞いたことがある!という方もいるかもしれません。
現代の建築カレンダーでメジャーとされる凶日、それが三隣亡です。
 
 

名前からして最悪な日、三隣亡

三隣亡。三つ隣まで亡くなる。 
字面から言って、悪い予感しかしません。
 
 
この見るからに不吉そうな日は、選日(せんじつ)の一つ。
選日カレンダー
 
 
選日とは、暦注の中で六曜や十二直や九星といった、いわゆるメジャーどころ以外の吉凶日を指します。
選日で有名なのは、たとえば、一粒万倍日。
一粒の種が万倍にもなるという、超おめでたスーパーラッキーデーはご存知の方も多いでしょう。
この選日のグループの中にあるのが、三隣亡です。
いわば凶のジョーカー。
 
 
三隣亡は、もともとは吉日で「三輪宝」という名前だったなどと諸説ありますが、建築関係者の中では大凶日として有名です。
このため、建築カレンダーにもバッチリ記載されているんですね。
不運な事故が起こりやすいとされています。
そのため、棟上げや地鎮祭、着工など、建築の節目に関することは一切慎むべし、とされてきました。
 
このため、少し前までは、お客様の方から
「三隣亡を避けて上棟して欲しい」
「親が大工で、地鎮祭の日取りに三隣亡はNGと親に言われた」
という方もいました。
しかし、今は気にしないという方も増えてきたり、工事自体が分業化されてきたりなどで
あまり気にしていないという方がほとんどです。
 
 
ちなみに、新潟県や群馬県の一部では、三隣亡の日に土産物を貰った家は没落し、贈った家は成金になるという言い伝えがあるそうです。
出典:Wikipedia
 
 
 
たかが凶日。されど凶日。
他の暦だと凶なのに、こちらの暦だと吉となる、日もあります。
どう捉え、どういかすかは、私たちが理解した上でお客様がご判断するところです。
しっかり意味や現在の状況をお客様にお伝えして、その上で納得のいく家づくりをしていただきたいものですね。
 
 
 

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