防災xアウトドアからみた備品準備のコツ

このところ、地震が頻発しています。
コロナでそれどころじゃない、という状況でも、自然災害は待ったなしなので頭が痛いですね。
また、夏に向けて、先日2020年台風1号も発生し、徐々に日本に向かってきています。
 
特に、2019年の関東を直撃した2度の台風被害は、今までなんとか直撃をまぬがれてきた首都圏に大ダメージを与えるとともに、「安全な場所なんてない」という恐怖や不安を植え付けるものでした。
そう、不安をあおるようで恐縮ですが、絶対安全な場所などないのです。
日本は、地震台風が頻発する災害大国だということを忘れてはいけません。
 
 
そして今年のコロナ。コロナとともに生きていかねばならない社会の中で、今後の防災についても私たちは暮らしの中でバージョンアップして供えていく必要があります。
 
 

これからの防災備品の極意は、軽量化+ミニマム+多目的

防災のためにものを増やしたく無い、という人も多いと思います。
私が防災グッズを準備する際に心がけているのは、ずばり「軽量化+ミニマム+多目的」であること。
ここで、軽量化、ミニマム、多目的について考えていきましょう。
 
特に軽量化できる防災グッズはマストアイテム。
去年の台風災害の際、首都圏では、急激に悪化する大雨、川の氾濫の危険の中、初めて避難所に避難する経験をした人も多かったと思います。
避難する場合、特に都市部では「荷物を持って歩いて移動する」ということを念頭に考えておく必要があります。
ということで、防災用品は軽量化できる商品を選ぶようお勧めしています。
荷物をまとめて歩いて移動するという場面がある際に、防災備品をリュックやかばんに入れるということを想定して、極力軽量化できるアイテムを用意しましょう。
 
私の場合は
・重量が1kg以下のもの
・収納時には折り畳めるなどの極力軽量化できるもの
を念頭に、収納時のサイズもチェックして購入しています。
 
そして大事なのは、収納量をコンパクトに、備品をできるだけ最小(ミニマム)にすること。
今すぐ準備しようと思っても、収納スペースや予算、家族の人数分、一度に持ち出せる量を考えると大変ですよね。
そういう時は、必要最低限のものから準備を進めていきましょう。
必要最低限、を決めるには、まずは避難のシチュエーションを想定することから始めます。
 
1.自宅にいながらインフラ(電気ガス水道)が止まってしまい、数日間自宅でサバイバルするケース。
2.荷物をまとめ、自宅を出て徒歩で避難所に避難する、というケース。
 
2まで考えて準備することが理想ですが、とりあえずは1を想定して準備をすすめましょう。
 
そして、多目的に使えることも大事です。
防災のため、と思うと買うのもためらいますが、ここで大事にしたいのは「キャンプやバーベキュー、外遊びにも使える、いざとなったら防災にも」というラインで準備すること。他でも使うし、という気持ちで揃えておけば使用目的も広がり準備もしやすいです。
 
 

軽量化+ミニマム+多目的 で考える、お勧めギア

上の3の要件を満たすのが、実はアウトドア用品にかなりあるということはご存知でしょうか。
 
現在、アウトドア業界は未然のソロキャンプブーム。
ソロキャンプとは、一人で行うキャンピングのこと。
私もゆる〜くですが、近所の荒川の河川敷で一人ソロキャンプを楽しんでおります。
キャンプ用品も、気軽に使えるもの、日常でも使えるものも増えてきています。
女性のソロキャンパーも増えてきていることから、アイテムも小型化、軽量化、デザインに優れているものが市場に多くあります。
家族全員分だと場所も費用もとられるけど、まずは一人〜数人で使えるものを用意することで、とりあえず緊急事態をしのぐ、という考えも大事です。
 
防災グッズは世の中に数多くあり、皆さんも備蓄食糧や着替え、救急グッズなどを用意されていると思いますが、今日は小林が今注目している、アウトドアグッズx緊急時の防災グッズとして使えるおすすめギアをご紹介します。
 
 
ガスバーナー&ガスカートリッジ

出典:bepal.net
電気、ガス、水道が止まった状態では、調理や暖をとる方法が限られます。
そこで用意しておきたいのが、ガスバーナー&ガスカートリッジ。
 
自宅にガスカートリッジを使ったカセットコンロがあれば、調理ができるので安心ですね。
ただ、自宅から出て避難所に避難する場合、家庭用カセットコンロは大きな箱に入っていたり重かったりで避難時の持ち運びには一苦労ですよね。
 
私の場合は、キャンプにも使えるガスバーナー&ガスカートリッジを用意しています。
ガスカートリッジは、OC缶といって、上の写真のように街中のスーパーなどでも替えのカートリッジが安価に入手できるタイプ。
キャンプグッズを用意する際に、アウトドア向きのOD缶で使うガスバーナーにするか迷ったのですが、OD缶だと替えが高い上に標高が高いところで使うためのガスコンロなので、私のような平地でソロキャンプをまったり楽しむタイプには市販で入手しやすいOC缶がお手頃で汎用性が高いと判断し、このタイプを購入しました。
 
また、今は河原でお湯を沸かしてコーヒーを飲んでるだけのゆるいソロキャンパーですが、そのうち一人で焼き鳥などを焼いてソロキャンプを楽しみたいので、その時は固形燃料や炭タイプのバーナーを用意しようと思っています。
 
特に40歳を過ぎてから海外に行くたびに痛感するのですが、体が緊張したり疲れたりしていると内臓から体は冷えていきます。
そういう時に温かい食事や飲み物を取ることは、体への滋養が違います。
災害の中できちんとした調理ができずとも、温かい飲み物があれば、心強いものです。
ぜひ、ご用意を。
 
 

クッカーセット

出典:bepal.net
ガスで温かい飲み物や食べ物を用意すると言いましたが、お皿や鍋といった調理器具にも、アウトドアグッズにはいいものがあるんですよ。
登山やキャンプで使用する小型の調理器具をコッヘル(ドイツ語)、またはクッカー(英語)と言います。
コッヘルセットやクッカーセットで検索するとたくさん出てきます。
 
ただ、私の場合は、最低限の防災装備を考えた場合、皿や鍋などの調理グッズではなく、アウトドア用のやかん(0.6L)とコップを用意しています。
なぜかというと、用意している非常食がお湯を注ぐタイプ(一食でお湯は200cc程度)のものであるため、やかんでお湯がわかせたらとりあえず十分なのです。あと保温できるコップがあれば温かい飲み物も作れますしね。
 
それに、なによりソロキャンプで豆をひいてコーヒーを入れるためにもやかんは必要。
ソロキャンプは当面は外でコーヒー飲んでまったりしているだけなので、やかんで熱いお湯が作れたらOKなのですが、料理がしたくなったら調理器具も少しずつ買い揃えようと思います。
 
 
折りたたみチェア
出典:bepal.net
自宅が被災したとき、タンスがひっくり返ったり食器棚が倒れたりして足の踏み場がなくなることも想定されます。
そうなった時、室内でも安全を確保できる場所はいつものリビングや寝室では無いかもしれません。
そのため、どこでも使えるようアウトドア用の折りたたみチェアを用意。
避難所で過ごすにしても、硬い床にシートを敷いて座るにしても、体が冷えたり疲れてしまいます。
アウトドア用のチェアは折りたたみ可能で軽量化している優れものが多いので、1kgない軽量タイプを選べば避難時にもラクラク携帯できます。
 
 
ソーラー充電器
出典:dime.jp
もはや私たちはスマホ無しの生活はありえないですよね。
でも、災害時にはライフラインである電源供給が断たれてしまう可能性が大。
実際、去年の台風では千葉県の各所で停電し、あちこちでスマホの充電基地が作られ、各地で行列になりました。
 
私たちはここから学ぶ必要があります。
スマホの充電基地には大勢の人が殺到し、しかも一台の充電時間は結構長くかかることから、充電器は一家庭に一台はマストアイテムの一つです。
 
電気が来ない時にどうやって充電するか。
太陽にがんばってもらうソーラー式充電器がおすすめです。
ただちょっとお高めなのが玉にキズ。
ソーラーパネルをひろげるモバイルタイプの充電器を使えば、数千円で用意できますし、スマホを温存させることができます。
ただ、モバイルタイプの安い充電器は蓄電機能がなかったりするので、ソーラー式充電器にモバイルバッテリーを接続することでバッテリーを充電させ、バッテリーとスマホを繋いで電池を確保しておきましょう。
 
またアウトドアで外でスマホで地図を見たり、ビデオを撮影したりすると、あっという間にバッテリーも少なくなるので、外で充電できるソーラー充電池はあると便利です。
災害時用の手回し充電ラジオなどでラジオとスマホ充電を備えるタイプもありますが、手回しって結構大変ですよね。
手動なので疲れるという方は、太陽の力を借りましょ。
 
 
キャンプ用ラグ
出典:camphack.nap-camp.com
自宅では、寝室が被害に合った場合、寝室以外の安全な場所に一時的に身を横たえることもあります。
また、避難所などや硬い地面に避難している時は、寝たり座ったりの動作が次第に疲れてしまうそうです。
できるだけ体に負担をかけないためにも、アウトドアでも使えるキャンプ用ラグを用意しましょう。
キャンプ用ラグは、裏面に断熱防水処理が施されているものがあり、テントの中に敷いたり、ブルーシートの上に敷いたりすることで地面の底冷えやクッション代わりになります。
軽量化されているものは小さく折り畳めるので楽に携帯可能。
 
 
ほかにも寝袋やランタンなど、アウトドアで使えるものは防災グッズとしても優秀なものが多いので、必要最低限のものから用意しておきましょう。
 
 
備えあればなんとやら、で、大抵のピンチは日常から想定し備えていることで最悪な状況をしのげることもあります。
コロナで騒いでいる間に地震や台風が私たちの周りに忍び寄っています。
大災害が起きた時に慌てずしのげるように、防災も準備しましょう。

 
 

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