新米ICさんは現場スキルを身につけろ

先日、あるディベロッパーさんと打ち合わせをしていた時。
工程の納期や現場のおさまりの話をしていたのですが、彼がため息混じりに「他の現場の話なんだけど、インテリアコーディネーターさんってね、一緒に仕事しづらい人が多いんだよね〜」と教えてくれました。
聞いてみると、今依頼している外注のインテリアコーディネーターさんにお客様との内装打ち合わせを依頼しているものの、
・打ち合わせ資料を見ても、コロコロ品番が変わって、どれで決まったのか決まってないのか、いつ決まるのかよくわからない
・おさまりを理解していないのか、どう施工すればいいのかよくわからない資料を提出してくる
とのことでした。
 
聞いてみると、そういうICさんって結構有名な方が多いそうで、思わず苦笑いです。
「インテリアコーディネーターは内装の色だけ決めればいい」と思っている人が多く、色にはこだわるけど現場のことをよく知らない人が多すぎると嘆いていました。
 
 

納期に向けて確実に決めきる

一部のICさんには、お客様が納得するまで何度でも締め切りを設けず打ち合わせを行う、という方もいるようですが、全体の流れからいくと、建築に関わる仕事のすべてに「納期」があります。
 
建築はたくさんのパートから成り立つ仕事なので、設計期間はこの時期、施工期間はこの時期、というように、全てのスタッフが自分の持ち場を納期に合わせて作業していくことが求められています。
 
何度も資料を提出し、その都度品番がコロコロ変わる、というのは、お客様がわがままなのではなく、締め切りに向けて決める仕事をしていない可能性があります。
インテリアの打ち合わせはお客様が主導するのではなく、ICが主導していくべき。
ICさんは決めるための打ち合わせのスキルを身につけて「施工するための具体的なプラン」を納期に向けて作成する必要があります。
 
 

現場にはセンスではなく具体的なおさまりを指示するべし

多くのICさんは「カラーコーディネート」に意識がいくあまり、肝心などう施工するか、どうおさめるか、といった「おさまり」には無頓着(無知識ということもあります)な傾向が見受けられます。
現場にとって何より重要なのは「どうおさめる(施工する)のか」ですので、おさまりに詳しくないICさんは現場にとっては「厄介な存在」になってしまいます。
 
施工に対して知識がないICさんだと、なんとなくイメージで伝えてしまうことが多く、なかには「後で現場がなんとかしてくれるだろう」と甘えて丸投げしてしまうケースも。。
こういう言動ひとつひとつが現場の職人さんや現場監督から「ICはプロの仕事をしてくれない」「適当な仕事をしないでくれ」と厳しく注意されることにつながってしまいます。
 
 
仕上げ表も、図面も、どう施工するかを現場に伝える重要な資料です。
「図面や資料は現場へのメッセージ」ということを忘れずに。
どうおさめるかを指示するための図面や資料の描き方も学んでいく必要があります。
どうおさまるかがわからない場合、どう指示すればいいかわからない場合は、メーカーや現場監督や職人さんに相談するなりして確認しておきましょう。
 
 
「ICさんはカラーコーディネートだけやっていればいい」仕事ではありません。
現場と一緒になって室内作りをしていく「作り手」の一員として、どう作業してもらうか、どう伝えるかという現場へのスキルを身につけていきましょう。
 
 

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