大人の所作

2020年がやってきました。
新年明けましておめでとうございます。
 
 
実は12月中旬から体の調子に異変が。
少し咳が多いかなと思いつつ、日頃鼻うがいや手洗いを念入りにやっているせいか、喉の腫れがさほどひどくありませんでした。
少し休めば良くなるかなと思っていたら、暮れにかけて咳がひどくなり、年末に病院に。
気管支炎を診断され、予定を全キャンセルして寝込んでいました。
あまりのこじらせっぷりにマイコプラズマ肺炎やインフルエンザを併発している可能性も疑われてビクビクしていましたが、血液検査の結果、そちらの心配はなさそうです。
 
ですが、咳は体力を奪うので、現在は体力が落ち気味。
年始は養生の期間になりそうです。
前向きに考えて、肺を温めながら、ゆっくりじっくりと治していきたいと思います。
 
 
本日元日は、お雑煮のあと、リハビリを兼ねて近所の神社に参拝。
例年の新年またぎは長蛇の列なので、日中はそんなに混雑していないかなと思ったら、深夜のような盛況ぶり。
明日明後日と、空いている時にまたくればいいかなと思ったのですが、なんとなく行列に加わりのんびりと過ごしていました。
 
 
列はのろのろと進み、手水(ちょうず)の前あたりで子供たちが境内の小石をひろってキャーキャー騒いでいるのをのんびりみていた時。
ふと、見知らぬ白髪頭の老婦人が私が並んでいた参道の脇にすぅっと立ち、のろのろと列と一緒に前進を始めました。
最初は前の列のご家族のお一人なのかしらと思っていたのですが、一言も彼らと会話をしていないのでどうやらお仲間ではない様子。
私のすぐ後ろにいた足の悪いご老人のご家族なのかも、と思いつつも、こちらとも会話をしていない。
この人は誰なんだろう。・・・割り込み?
 
私の頭がぐるぐるしている間にも列は進みます。
ご婦人も、列に合わせてのろのろと前進。
何度か参道に足をかけて列に加わろうとしてるのですが、その都度足をひっこめていました。
 
神社の社の段をあがる直前に思い切って声をかけてみることに。
「あのぅ、前の方のお友達でいらっしゃいますか?」
ご婦人はにこにこして
「いえ違います。」
と言いました。
そして
「あの〜、あなた、さっきあそこでお友達と話していた方でしょう?」と逆に質問が。
 
えっ、私は一人で来ていますし、誰とも会話していません、と答えると、困ったように
「あら、じゃあ私は間違えたのね。私はさっき手水のところでおしゃべりしていた方の後ろについていたのですけど、あなただと思っていました」・・・となんとも支離滅裂な返事。
 
それは私ではありません。その、おしゃべりしていた方は、この列にいらっしゃいますか?
と聞いても
「うーん、あそこかなぁ・・」とあさっての方向を指すご婦人。
その方とはお友達だったんですか?
と聞いても
「いえ、私は一人で来てるんです」
・・・なんだろう、この感じ。
 
 
こういう場合、どうしたらいいんでしょう。
「みなさん、最初から列の後ろに並んでいます。途中から割り込んでズルはだめですよ」というか。
ご婦人の支離滅裂な返事を認知症の症状と見なし、列に入れてあげるなどの措置をとるか。
 
 
私が悩んだ挙句に言ったのは
「並んでいて自分がどこにいるかわからなくなってしまったんですね。じゃあ、私の前に入ってどうぞ」
でした。
ご婦人は恐縮して、いえあなたの後ろで結構です、急いでいませんからとすぅっと後ろに入ってきました。
その時、足の悪い中寒空ずっと並んでいた後ろのご老人が目に飛び込んできて、私は急にきまりがわるくなりました。
 
 
 
ズルなのか、認知症なのか、よくわからない老婦人を、ずっと並んでいた足が悪いご老人より優先して良いのだろうか。
この老婦人だって、寒空の中並んでいて前の人にくっついていってしまってよくわからなくなっちゃっていた可能性もある。
でも、このよくわからない老婦人を自分の後ろに入れてあげるという行為は、本当にフェアで自分が堂々と言える決断なのだろうか。
 
 
 
その直後に自分の番が来て参拝をしましたが、頭の中は上の空。
お札を頂いて、おみくじを引いて、神社から早々に帰りました。
 
 
こういう時、どうしたらよかったのか。
もっと配慮ができていれば、その場でもっと最適な答えを出せたはずなのに。
 
 
帰り道もずっとぐるぐると考えていました。
もうすぐ家、という時に「どうせ明日来ようか迷っていたのだから、私が参拝をせずに列を抜けて老婦人に自分の位置を譲れば、万事良かったんじゃないか」と思いいたり、あぁ・・・つくづく自分は器が小さいなぁと軽くため息。
なんだか打ちのめされたような気分で、とぼとぼと帰宅しました。
 
 
失意の中、おみくじを開けてみたら「大吉」でした。
新年早々凹んでいた私に、神様は優しいですね。
 
「総て始めが大切です 初心を忘れねば 松の緑が日に増すように 生き生きとした運勢が展け安心できる大運です 他人を恨まず 日々を大切にし 信神をこめて本表を大事に励みなさい」
 
 
神様の声を噛み締めながら、2020年も一歩ずつ歩むしかないなと思った、元日です。
まだまだ未熟な私ですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
 

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