日本社会が変わってきていることを実感した話

超大型台風の襲来から一夜明け、今朝は昨日までの暴風雨が嘘のように、抜けるような青空が広がる東京です。
被災された方々、今も救助を待っていらっしゃる方々には、心よりお悔やみを申し上げます。
 
 
東日本大震災以来、日本人の自然災害に対する意識が変わってきていることを実感しています。
それまでは、「台風が来ようが地震が来ようが、仕事を最優先させる」風潮が強かった日本の社会が、少しずつ「想定される危険を予知して休業させる判断ができない企業は倫理規範がおかしい」というように変わってきていますね。
 
今回の台風では事前に交通網やスーパーなど運休や閉店を発表し、人の安全や命を守ることを優先するようになったことで多くの企業が追従し、今まで日本の自然災害で多かった「二次災害」が少なかったように感じています。
物的被害は甚大なれど、それでも亡くなったり行方不明者の数を相対的に見ると、未曾有の大災害でここまで被害者数を軽減できたことは、評価されるべき価値ではないでしょうか。
 
 
「命が一番大事」、ようやく浸透してきたなあという想いです。
第二次大戦では若い兵士たちが爆弾代りとなって命を散らした歴史があるように、日本では戦時中からつい最近まで人命軽視の時代がありました。
 
ちなみに自爆のことをsuicide attack, suicide bombingと言いますが、kamikaze(英語で向こう見ずな、無謀な、という意味)とも言い、今でも辞書に掲載されています。
戦時中の日本では「神風特攻隊」としてその行為を英雄として表面上あがめられていても、他の国からは無謀な作戦、意味のない作戦として酷評されていたのは、なんとも。
本質を見抜かれていますよね。悲しいことです。。
 
 
「役割を全うする」「職務に忠実」が至上とされた時代だったから、職務>命、だったのでしょう。
今でも、私の父やその上の世代で「台風や地震で休みにするなんて、だらしがないなあ」「昔は仕事優先が当たり前だった」と思っている人はいることでしょう。
 
 
ただ、私自身もかつて雪の日や大地震の日には「休みたいけど行くしかない」という決死の思いでいっぱいで、「行く」ことが最重要課題でした。
「どうしても自分がそこにいないといけない仕事なのか」までは思いがいたらなかった、考えないようにしていたように思います。
 
でも今思うと、集団心理というか、思考停止ですよね。
 
仕事に行ってもほとんど業務は止まっているのに、行くことが至上なので、行くことで責務が果たせたと安心していたのかもしれません。
私もまさにkamikazeな仕事人だったのかもしれません。
 
 
もちろん、今でも、本当は誰かに指示されたから休む、ではなく、様々な情報収拾を行なって自分自身の判断で「行かない」「休む」という選択ができる社会になってほしいと思います。
少しずつ社会が変わって、みんなが自分の意思で、自分を大事にしながら、それぞれの判断を選択できる時代になっていることを、喜ばしい思いで実感しています。
 
 

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