10年後、その仕事の価値は変化する

技術者だった私の父は、若い頃手描きで設計図面を沢山描いていました。
子供の頃は、ボツになった手描きの大きな青図を大量に持ち帰ってくるので、その裏によくお絵かきをして遊んでいたものです。
 
ある時からCADで図面を描くようになると、ソコンの苦手な父は作図をCADスタッフに任せて、指示する立場に変わっていきました。
父にCADをやったらと何度か言ったのですが、パソコンが苦手だということもあり、「CADなんかできても仕方ない」と、まったくやる気を示しませんでした。
 
定年後にまだ元気なので、じゃあ再就職でも、というところ、製図で仕事を探そうにも世の中はみんなCADありき。
CADのスキルがないと、せっかく製図の知識やアイデアや経験は豊富でも、仕事としては難しいようです。
 
 
このように、昔は鉄板とされていた技術やスキルでも、数十年経って世の中のシステムが変わってくると、その技術やスキルの価値が微妙に変わってくる事を最近痛感しています。
 
 
例えばパソコン。
20年前、私が社会人になりたての頃は、パソコンが一般企業にも普及しだした頃で、WORD/EXCELができれば重宝されたものです。
新卒の頃は、上司がペンで書いた下書きの文章をパソコンで打ち、資料作成やお客様にメールを送るなんていう業務を毎日やっていましたが、今考えるとなんて非生産的な仕事なんでしょう・・!
今や上司が自分のパソコンでそのくらいはやりますからね。
 
 
さて、インテリアの仕事。
インテリアの仕事でも、IT革命が吹き荒れています。
現に、インテリアショップやスマホのアプリでも室内空間をシミュレーションするサービスを無料でやっているところがあります。
 
仕様打ち合わせでは、タッチパネルのタブレット端末を使って打ち合わせしているその場で数字や品番を打ち込み、モバイルスキャナーで見積もりをその場で印刷し提示している企業もあります。
 
提案書やイメージボードもパソコンでフォーマット化され、ある程度労力をかけずとも短時間で作成できます。
 
 
このように今まで人が手で行なっていた仕事が、今後もこうしたシステムに取って変わっていくということは言うまでもありません。
 
 
ということは、それまでの仕事で行なっていた知識や技術の価値が少しずつ変わっていくということに意識を向けないといけませんね。
 
 
これからインテリアコーディネーターを目指すみなさんや、今新米ICさんとしてがんばっているみなさんは、「この仕事は10年後に何の価値がある仕事だろうか」ということを考えてみることをお勧めします。
これらのITに取って替わられない仕事の価値を見つけていく事が今後の仕事探しやキャリアアップの重要なキーポイントになってくると思います。
 
 
また、IT技術を「使う側に回る」ということを念頭に知識や技術を積み上げていくことにも、意識を向けていただければと思います。
 
 

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