ルパンの脱獄ルートマップを作ってみました

以前、小説「アルセーヌ・ルパンの脱獄」をもとにアルセーヌ・ルパンの脱獄ルートを歩いてたどってみたのですが、googleマップでマッピングができると知り、ちょっとやってみました。
通り名でマッピングすると若干指定がずれるのが玉にキズですが、多少の誤差はご容赦を。
 
 
おっと!その前に。
「何よルパンの脱獄って?!」という方のために、あらすじをご紹介します。
 
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<アルセーヌ・ルパンの脱獄>
原題:L’évasion d’Arsène Lupin
 
あらすじ
「アルセーヌ・ルパンの脱獄」は、記念すべきアルセーヌ・ルパン譚の第1作目「怪盗紳士ルパン」の短編集に掲載された一作。
 
前作「獄中のアルセーヌ・ルパン」の最後で、脱獄したもののなぜかパリのラ・サンテ刑務所に自ら舞い戻ってきたルパン。
しかしルパンは「僕は裁判には出ない」と不可解な言葉を繰り返す。
 
獄中でルパンの所持していた葉巻や食事のナイフの中から脱獄を示唆する怪文書が発見され、パリ警視庁ではルパンが裁判が始まる前に脱獄することを察知する。
いつもルパンに煮え湯をのまされてきた警視庁では、ルパンが脱獄した後に一味と落ち合ったら一網打尽に逮捕してやろう・・と密かに一計を案じるのだった。
 
ある日セーヌ川の中州にあるパリ警視庁での取り調べを終えたルパン。
左岸のラ・サンテ刑務所に戻る護送車のはめ板が首尾よく外れ、まんまと抜け出す。
大胆不敵にもパリの大通りを散策し、通りのカフェでビールとタバコを楽しんでパリ市民たちを驚かせるルパン。ぶらぶらとパリ左岸を散歩した後、なんとラ・サンテ刑務所に戻っていくのだった。
驚く刑務所所長に「今日はわざと僕を脱獄させましたね?そんなお気遣いを頂かなくても、僕は出たい時に自由に刑務所から出ていきますから」と言い放ち、裁判の前に次なる脱獄を示唆する。
 
今や世間の好奇心はルパンが裁判前に再び脱獄するかで大騒ぎ。
パリ中が密かにルパンの脱獄を期待する中、迎えた裁判の当日。
のっそりと被告台に立った男にルパンの宿敵ガニマール刑事は急に不安を覚える。この目の前の男は、本当に自分が逮捕したルパンなのだろうか・・・?

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この先にある結末は触れないでおくことにします。
このストーリーのおもしろいところは、怪盗ルパンが国家の犯罪者として厳重に看守されているにも関わらず、あらゆる手を使って思わずにやっと笑ってしまうようなパリ散歩脱獄(自分で帰ってきてしまうから脱獄未遂ですね)を遂げてしまう点。
 
しかも、ストーリーの後半では、なんと、もはやフランス中が「ルパンは絶対脱獄する」ことを期待。
毎朝警視総監が「ところで、やつはまだ逃げちゃいないのかね?」と秘書に尋ねるシーンがあるのですが、秘書が「いいえ、総監どの」と返答すると、「それじゃあ、明日ぐらいかな」と。
当の警視総監までがルパンの脱獄を期待してるという、どうしようもなくゆるーくシニカルなフランス警察です(あくまで小説でのフィクション)。
天下の大泥棒なのに、エスプリの効いたルパンの大胆不敵な性格やお茶目で天才的な発想を、皆がニヤニヤして楽しんでいる洒落っ気を感じます。
 
 
ということで、ルパンが脱走したルートをgoogleマップでマッピングしたのが下記のマップ。
こういうことができるのも、ルパンストーリーが作られた約100年前と現在のパリ市がほぼ変わっていないからできることなんです。
日本だったら、戦前の地名と今の地名で変更があったり、通りが拡張されたり位置が移動したりしてるので、なかなかこういうことができないんですよね。
 
 

 
ストーリーとともに、マップをたどってみましょう。
地図のA地点が、脱走の最初の地点であるパリ警視庁(Direction de la Police Judiciaire)。
セーヌ川の中州には警視庁や裁判所など、政府の行政機関が結集しています。
ここからルパンは「サラダかご」こと警察の護送車に乗り、セーヌ川岸のオルロージュ河岸(le quai de l’Horloge)を過ぎて裁判所(le palais de Justice)の前を通ります。
 
B地点のサン=ミシェル橋の上で、ルパンはそっと車の中の仕切りの鉄板を外し、脱出の機会をうかがいます。
 
そしてそのまま左岸のメインストリート、サン=ミシェル大通り(Boulevard Saint-Michel)を南下していくことになるのですが、C地点のサン=ジェルマン大通り(Boulevard Saint Germain)との交差点で車が渋滞で止まってしまいます。
ここでルパンは車から地面に飛び降りて、サン=ミシェル大通りをさらに南下して逃走。
パリの南に向かって徐々に坂道を上っていくことになります。
 
ストーリーではしばらくして、通り沿いのカフェに入って、ビールの小ジョッキとタバコで一服休憩。
残念なことに、どこのカフェだかはストーリーでは語られていないので、イメージをふくらませておきましょう。
 
そのあと、エドモン・ロスタン広場でスフロ通り(rue Soufflot)に左折し、サン=ジャック通り(rue Saint Jacques)の交差点を右折して、のんびりとウィンドウショッピングをしたり、タバコをふかしたり。
 
ポール=ロワイヤル大通り(Boulevard de Port Royal)を左折し、一つ目の角のラ・サンテ通り(rue de la Santé)で右折してそのままラ・サンテ刑務所に帰還。
ルパンのつかの間の脱走ルートは、G地点のラ・サンテ刑務所(Centre Pénitentiaire de Paris la Santé)で終わりです。
 
 
パリの目抜き通りからラ・サンテ刑務所まで、直線距離にして2.5kmの逃避行。
観光では刑務所に行くっていうことはなかなかない体験かと!
ルパンになったつもりで、ぶらぶらと楽しく散歩しにいきましょう♪
一緒に行きたい方は、お声がけください☆
 
 
 

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