独立起業して役に立ったバックパッカーの心構え

起業前から「いずれ一人で起業する」と思って意識的に人や物事を捉えるようにしてきましたが、今でも役立っているのは10代から10年ほど続けたバックパッカーの際の心構え。
実際、起業とバックパッカーが大事にすべき点は似ていると思います。
 
今日は起業して役に立ったバックパッカーの心構えをご紹介したいと思います。
 
 

バックパッカーと起業の共通点

バックパッカーというのは、バックパックと呼ばれる大きなリュックサックを担いであちこちを放浪する旅人のこと。
私は10代の頃から仕事中に大火傷を負って生活が一変した30代になるまでの10年ほど、好きな世界史や地政学や社会学のフィールドワークを兼ねて中近東や東南アジアを中心に一人であちこち巡っていました。
 
よく「一人で寂しくない?」「女性一人で大丈夫?」と聞かれますが、旅先で知り合う人が多いので、寂しいと思ったことはありません。
一人だから自由もきき、その分責任も自分に降りかかってきます。
危険なことに十分注意をし、情報収拾や行動に責任を持てば、集団での旅行より安全で快適ではないかと思います。
 
 
独立起業してわかったのは、「なんでも自分が決断する」ことがなんと多いかということ。
今日仕事する、今日何をする、から、どんなサービスでいくら収益を上げるのも自分で決めることになります。
 
自由であること、なんでも自分で決断すること、自分の言動に責任を取ると言った意味では、バックパッカーと独立起業は似ているなと思います。
 
 

人や情報を鵜呑みにしない

バックパッカーをしていたせいか、私は基本的に情報を鵜呑みにしません。
大抵、「本当だろうか?」と思いながら情報を取り扱います。
 
マレー鉄道でマレーシアからシンガポールに移動していると、列車で国境を超えることになります。
その際に、外国人である私は入国審査の書類が必要で、車内で車掌さんが配っていた書類に手持ちのペンで記入していました。
当然のごとく、書類は全て英語です。
アメリカに留学していたので特に英語に問題なく書いていたのですが、書き上げた際に「あのー、日本人ですよね」と声をかけられて顔をあげると、中年の日本人旅行者の集団がずらりとそこにいました。
 
「私たち、この書類の書き方がわからなくて・・・。あなたが書いた書類、見させてもらってよいですか?」と言われ、「これ?、いいですよ」と言った瞬間、私の書類は取り上げられ、あれよあれよと若いカップルや知らない日本人達の手に次々と手に渡っていきました。
 
みなさん、次々と私の書いた内容を写し取っていき、向こうから「おっと!名前とパスポート番号をコピーするところだった〜」と明るく笑う中年男性の声が聞こえていました。
 
この時、私の身分を保証するパスポートナンバーや名前などが記載されている書類を、見ず知らずの日本人たちにじろじろと見られているという得体の知れない不安が胸の中に広がっていきました。
 
反面、「もし、私が悪い人で、こうなることを見透かしてわざと彼らの不利になるような「お手本」を彼らに渡していたら、この人たちはどうなるかな・・?」と考えていました。
 
たとえば、私が入国審査書類の「犯罪歴がある」、にチェックをつけていたら。
現地語で「私は麻薬を持っています」ってメモ欄に書いておき、「これも書いてください」とみなさんに言ったら。
ちなみにシンガポールで麻薬所持は、死刑一択です。
 
でもね。
悪い話、私が「ちょっとからかってやろう」と思えばしらんふりで渡せるわけです。
疑いもせずに現地で知り合ったばかりの日本人の私のことを信頼しきっている人たち。
私は無言でじいっと見つめていました。
 
 
いろんな考え方があると思いますが、たとえば、あなたが日本で同じような状況の場合、見ず知らずの人に大事な自分のパスポートを見せるものでしょうか。
 
 
日本人は「人を疑うことは失礼だ」という考えがベースにあり、異国で心細い時につい話が通じる見ず知らずの「日本人」「同胞」のことを「日本人だから信用できる」と勝手に思い込み、頼りがちです。
 
でも、私が間違った情報を持って拡散していたら、困るのは自分たちです。
 
起業すると、それこそいろんな情報が流れてきて、「こうすると良い」「これでないといけない」といった「成功するための情報」というのがあらゆるところから流れてきます。
だからこそ、情報を鵜呑みにしない、複数の情報を自分で分析してから判断する、を心がけています。
 
 

物事の背後にある意図や本質を発見すること

起業すると、「OOさんが言っているから正しい」「OOさんはこれをやって成功した」「起業はこういう手順でやらないと失敗する」という嘘か誠かの情報が流れてきます。
もちろん、情報に正誤の判断を下すのは自分自身。
ですが、ついつい「OOさんが言ってるから間違いないだろう」「OOさんと同じようにやれば失敗しない」というように、OOさんの発言に依存しがちです。
 
 
私は、一番大事なのは、物事の背後にある意図や本質を見抜くことでは無いかと思っています。
何かを勧められたら「なぜOOさんはこれを勧めてきたのだろう」といったん立ち止まって考えるようにしています。
 
そうするとそこに「これをOOさん経由で申し込むとOOさんに紹介料(バックマージン)が入る」とか「OOさんのサービスに導入する」という意図が見えてきたりします。
今この事象からわかる意味はなんだろうか。
本質的なことはなんだろうかと常に自分の頭に問いかけて答えを出すことが大事です。
 
 
バックパッカー時代にも簡単に騙されてしまう日本人旅行者をたくさんみてきました。
物価の安いタイの屋台で、隣あわせた親切なタイ人が「これオススメです」「これもおいしいよ」と簡単な英語で話しかけてきて、勧められるままにいくつか注文。
二人は友達になり、仲良く過ごしたそうです。
支払いの段階になって日本円にして1万円以上を請求されても、現地の紙幣に慣れていないために言われるがままタイ人に大金を手渡してしまい、気づいたら手持ちの旅費がすっからかんになってどうしよう・・という日本人大学生に出会った時があります。
 
当時、屋台のラーメン1杯は40〜50バーツ(日本円で120〜150円程度)。
屋台でどうやったら1万円を二人で飲み食いできるのか?
普通に考えただけでもおかしな話です。
これも気の毒でしたが良い例ですね。
まず現地の通貨に対する意識が薄かったことも問題ですが、この屋台で「なぜだろう」を一度でも考えていたら、トラブルを回避できたと思うのです。
 
 
いかがでしたでしょうか。
OOさんが言ってることを、情報を精査せずに鵜呑みにしていないか?
物事の背後にある本質的なことは何だろうか?
情報や起きた出来事は、自分の頭をフル動員させて考え、判断すること。
とても大事なことなので、意識してることをおすすめします。
 
 

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