日本の「引き戸」が現在ヨーロッパで流行中

先日、イタリアの民泊(air bnb)にお邪魔した時。
リビングから洗面室へ通じるドアがスライディングドアであることに気づきました。
 
スライディングドア・・そう、引き戸。
日本の住宅でよく使われる、上吊りの片引き戸です。
 
思わず、家主に「ねえ、このドアは日本式なんだよ。知ってた?」と聞くと、「えーそうなの?そういえば「横に開くドア」って今まで見たことがないタイプのドアだと思ったの!先日このドアはリフォームしたんだけれ、ど鍵もかかるし、すごくコンパクトで静かで使いやすいね〜」と興味深そうに答えてくれました。
 
 

引き戸はふすま文化の日本ならではのインテリア

このように、最近、ヨーロッパでは引き戸がアツイんです。
もともと、ドアというドアは、前後に開く開きドア主流でした。
イタリア語やフランス語ではドアはporte(門)と言い、門という意味が示すように、外部からの侵入を防ぐという意味や室内を格調づけるインテリア調度品として、ドアには厚くて硬くて重たい木材や鉄製のドアが使われていました。
 
 
しかし、都市部を中心に、アパルトマンやステュディオといった、単身者用の住居が増えるにつれて、住居のコンパクト化が求められるようになります。
そこで、注目されたのが日本のふすま戸。
ふすまは、直線上を左右に移動するため、ドアの開閉時にかかる周囲の面積よりも少ない面積で可動します。
戸2枚分の幅があれば戸を引き込めますので、内装工事としてもそんなに難しいものではありません。
また、ふすまや引き戸の構造は、フラッシュ構造といって、框組の枠に中が空洞状態で表面に紙やシートを貼った薄くて軽い構造なので、軽くて扱いやすいんですね。
また、日本でも引き戸で使われている上吊りの構造であれば、3方枠で設置でき、床に凹凸ができずに室内の移動もスムーズです。
 
 
このように、それぞれの文化にはそれぞれの特性がありますが、時代や暮らし方の変化にともなって、別の文化の良いところを新しい暮らし方にうまく使うことが当たり前になってきました。
自国の文化の保守化が強いヨーロッパでも、着実に、いい意味での変化が訪れているなぁと感じたミラノでのair bnb滞在でした。
 
 

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