嫌われた話

以前、アルバイトとして、ある会社にお世話になっていた時のこと。
会社の先輩が猛烈に私のことを嫌っていたことに気づきました。
私自身の仕事環境が変わったということもあり、その会社はわずか数ヶ月で退職という決断に至ったわけですが、今日は人間関係について書いてみようと思います。
 
 

嫌われるということは、脅威を与えている可能性がある

事務職だったその先輩は、思えば私に対して最初からあまりいい感情を持っていなかったように思います。
私はもともとフルタイムでは働けず、行ける時にアルバイトで出社というスタンスでしたが、先輩にしてみれば「いついるのかわからない」「なかなか業務を教えることができない」ストレスフルな状況を生んだのでしょう。
また、ずっと後になってわかったことですが、私はアルバイトですが能力給がついていたので、先輩と後輩という関係ながら給与面で差があったようです。
 
 
また、先輩は、仕事にこだわりというか仕事の作法にこだわりがあり、少しでも自分と私のやり方が違うと過剰に拒絶反応を示しました。
例えば上司に届いた封筒の開封の仕方。ハンコのつき方。
ちょっとでも私が自己流でやると、ちがう!信じられない!こうやるべきだ!これが正しいやり方だ!と厳しく叱責。
かといって、そのやり方で先輩が常に仕事をしていたかというとそうでもなく、「あれ?他人にはきつく言うのに先輩自身はそのやり方でやらなくていいの・・?」と戸惑うことが多かったです。
仕事の要点を押さえて、あとは自分の効率にあわせてやっていくスタイルで今までやってきた私にとっては「そこ気にするポイントちゃうで〜」と思うことがたくさんありましたが、アルバイトですしね、その辺は飲み込みました。
 
先輩から「今、何の作業をしていますか?」とたずねられたのですが、サーバー上で私が作業したファイルを「監視している」ことも多々あり、なんだかわからないけど緊張の連続。
ファイルの作り方、名前の付け方、間違い探しや欠点を探しているようでした。
そうなってくると、指導というより、あからさまな悪意や敵意を感じたものです。
普段、仕事ができれば別に嫌われてもいいやと思って割り切って仕事している私ですら、なんだかいづらく感じました。
 
 
なぜに一言一句が底意地の悪い感じなのだろう・・。
なぜにそんなに私のことを嫌うのだろう・・。
 
 
思い起こしてみると、先輩が作ったフォーマットの間違いを、先輩が作ったとは知らずに指摘したときから嫌われていたように思います。
それ以降、私の間違いを細かくチェックしては、文句を言うことが増えたので。
 
また、他人の噂や悪口を話すことに連帯感を持つのが苦手な私は、仕事中に先輩が放つ噂話や他人への悪口に一歩引いた態度であったり、有名人との付き合い話や前職のきらびやかな職歴の話にも大した関心を示すそぶりをみせませんでした。
こうした私の態度も、先輩にとっては自分が後輩である私に大切に扱われていないと思わせたでしょうし、憎悪をふくらませる原因となったのでしょう。
 
 
今となれば、わかりやすいですね。
誤解を恐れずにいうならば、先輩にとってみれば、私の存在は脅威だったということです。
間違いを指摘された瞬間から、私に「先輩は能力不足だ」「格下だ」と勢力争いの宣戦布告をされたように感じたのだと思います。
 
何かにつけて先輩からはため息をつかれ「あなたは使えない」「あなたの仕事ぶりは信用できない」ということを目の前で言われました。
今風にいうと、マウンティングってやつですね。
マウンティングすることで、私を必要以上に叱責することで、私はあなたより上よ、私をもっと大切に扱いなさいっていうことを言いたかったのだと思います。
 
 
ちょうどその時持っていた別のプロジェクトが動き出したこともあり数ヶ月で仕事を退職することになったので、精神的な傷になったというより「なんだかすごかったなオイ」という感想だけが残っているのですが、まあ強烈な経験でしたYO!
まあ、それもまた、こうやってコラムのネタにすることで、誰かの勇気や支えになればいいんですけども!
 
 
 

相手と自分との関係を上下でしか捉えられない人は、自分に自信がない

たった数ヶ月、しかもアルバイトで在籍していただけですが、まあ嫌われるパワーたるや、すさまじかったです。
私は仕事の人間関係でよほどのことがない限り好き嫌いを持ち込まないようにしているので、先輩に対しては別に好きも嫌いも無いのですが、フルタイムで働いていなかった分、まだ逃げ場があってよかったです。(もしフルタイムで働いていたら、二人ともさらにしんどい時間を過ごすことになったでしょうから)。
 
 
もちろん、先輩だけに非があったわけではありません。
私も未熟だったし、言うべき言葉、行うべき配慮が不足していたのだと思います。
 
 
ただね。
一つよかったのは、当時アドラー心理学を学んでいた私にとっては、この状況は学ぶチャンスだったということ。
先輩の言動を自分なりに分析してみて「もしかして、先輩は自分に自信がないのかも・・」ということに気づいたのは大きな収穫でした。
 
そもそも、なぜ先輩は執拗に憎悪の攻撃を繰り返したのか。
先輩は、私を無視することもできたはずです。
それなのに、なぜ、先輩は全力で嫌いな私の仕事をわざわざ監視して粗探しをしたのか。
 
 
アドラー心理学でいうと、他人への攻撃のベースには自分の居場所を失うかもという恐怖心があります。
先輩は自分の存在に対する自信がないから私への脅威が生まれ、私に自分のポジションを奪われるという恐怖心がうまれ、ことさらに攻撃することになってしまったのでしょう。
先輩はつまり、自分の存在意義をかけて私を全力で攻撃したわけで、そりゃあ憎悪たっぷりなわけです。
 
 
 
私ももっと、先輩の良いところを伝える努力をすれば、一緒にいい仕事をしましょうと伝えることをしていれば、無駄な精神的な疲労をお互い負わなくてよかったかなぁと今にして思います。
 
 

人間関係に悩んだ時は「今、自分に何が大事か」を考えよう

これを読んでくださっている新米ICさんも、怖い先輩や嫌ってくる人の中で仕事をする機会があるかもしれません。
もちろん、全員から好かれる必要はありませんし、そもそも他人の感情はどうすることもできません。
自分のことを気に入ってくれる人もいれば嫌う人もいるのは、ある意味、仕方のないことです。
だから、嫌われたくない、仲良くやろう、好かれようと思っている暇があれば、必死に商品を覚える時間やパースの練習の時間にあててください。自分のやるべきことを見つめましょう。
また、いただく叱責の言葉に自分が納得できる要素があれば、大いに前向きに捉えてほしいなと思います。
 
でも、他人の言葉を自分への「個人的な攻撃」に感じたり、その言葉をきっかけに自分が萎縮したり、心がぎゅーっと辛くなるようだったら、自分の仕事のスタンスについて考えてみてください。
 
 
自分にとって、今、何が大事か。
この仕事の経験値を得ることが、今、もっとも大事にすべきことなのか?
自分の精神を安定させることが、今もっとも大事にすべきなのか?は、人によっても環境によってもそれぞれ違います。
 
 
場合によっては、もしかしたら環境を変えてチャレンジすることが最善なのかもしれません。
心が立ち直れないほど萎縮したり相手からの言葉に傷ついているようであれば、少し休んで自分を立て直すようにしましょう。
 
 
あなたの人生です。あなたを守れるのはあなた自身です。
あなたが最大のあなたの自身の応援者であることを忘れないでくださいね。
 
 

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