新米ICさんが気軽にインテリアジャンルを学ぶ方法

「インテリアのことを学びたい」と思う新米ICさんは多いと思いますが、どうやって学んだらいいか?ということに悩んでいる方も少なくありません。
そこで、インテリアを気軽に楽しみながら学べる方法として、レストランやカフェなどの「お店」に行くことをお勧めしています。
 
レストランやカフェって、料理にあわせてジャンルがありますよね。
たとえば、フレンチ料理、中華料理、イタリア料理、アラビア料理、カリフォルニア料理、、というように、地域性を特徴にした飲食店は、内装もその雰囲気にこだわりを持たせています。
 
 
実際、私も新米IC時代に「南イタリア風の内装にしたい」と言われた時に、お客様が「こんな感じで」と見せてくださった南イタリア料理のレストランに食べにいきがてら、ばしゃばしゃと写真を撮りまくって研究したことがあります。
今日は、店舗内装からインテリアジャンルを気軽に楽しく学ぶ方法を見ていきましょう。
 
 

他のインテリアジャンルとの違いを意識して見てみよう

とはいっても、ただ行って食べたり飲んだりしてるのではもったいない。
見る際に、何を気をつけて見るべきかが大事ですよね。
それはずばり「他のインテリアジャンルとの構成力の違い」。
 
構成力というのは、素材であったり、デザインであったり、色であったりというインテリアの三大要素からなる「インテリアを構成する要素」のことを意味しています。
チェアはチェアでも、鉄製の椅子なのか、木製の椅子なのか、では、全然雰囲気や見た目も違いますからね。
 
そして、比較する対象をもう一つ考えながら見るべきです。
たとえば、2つのイタリアンレストランを比べてみて、共通点は何か?違いは何か?を考えるだけでも相当勉強になります。
また、全く別のジャンル、和食のレストランとイタリアンレストランは何がどう違うのか?ということを三大要素の点からチェックすることも大事ですよ。
 
 

何が空間を構成しているのか、要素をチェックする

ここまで書いたら鋭い方はもうお気づきかもしれません。
「インテリアジャンル」というのは、「何の要素で空間が構成されているかによってジャンルが決まってくる」ということなんです。
つまり、床・壁・天井・建具・間取りといった建築要素のほか、カーテン・照明・家具・小物などといった空間を構成する要素のひとつひとつが、インテリアジャンルの「らしさ」を生み出しているんですね。
ここで、プロとして意識して欲しいのは、要素のうち「素材」(質感)。
多くの新米ICさんは色やデザインにこだわりを見せる人が多いのですが、プロのICを目指すなら、素材感も意識してチェックしてみましょう。
 
 

サイゼリヤに学ぶ、南イタリアン風インテリア

実はこのコラムを書くきっかけになったのは、先日たまたまイタリアン系ファミレス「サイゼリヤ」に入ったことがきっかけでした。
サイゼリヤといえば、イタリアン。イタリアンの中でも、高級ブランドファッションや車といったファッショナブルなイタリアンというよりは、日差しをたっぷり浴びた、レトロでカントリーの雰囲気がたっぷりな南イタリア。素朴で普段着のようなさりげない明るさやのんびりとした印象を持つ空気感がインテリアから伝わってきますよね。
職業柄、店舗に入ると無意識のうちに内装をチェックしてしまうのがいいのか悪いのか・・というところですが、実際に上の写真から構成要素をチェックしていきましょう。
 
・スタッコ仕上げ風の壁

スタッコ仕上げといって漆喰の塗り壁調の壁は南欧風のインテリアでは定番。
スタッコ仕上げ調のクロスは日本でもたくさん見かけますので、取り入れやすい要素の一つです。
このオレンジ色やクリーム色のスタッコ仕上げは、まさに明るい南イタリアらしい壁ですね。
また、このお店では天井付近に帯状のボーダー壁紙を施工していますが、花柄やボタニカルなボーダー壁紙やモールディングを入れてもぐっとアンティーク感が格調高くなります。
 
・鮮やかなステンドグラス
ほんのちょっとステンドグラスのデザインが入ったガラスは、ヨーロッパのアンティーク感が出ますね。
建具や照明のシェードにも取り入れることができます。
特に、イタリアの国旗の色でもある、グリーン、赤、白の組み合わせは、よりイタリアらしさを演出していますね。
 
・市松模様のタイル調の床
写真ではうまく撮影できていませんでしたが、市松模様のタイル調の床でした。タイル調、大理石調の床はヨーロッパ風の雰囲気をぐっと高めます。また、南イタリアを意識するのであれば、オレンジ色のテラコッタタイルを使っても南イタリアや南ヨーロッパっぽさがぐっと増します。
タイルのデザインはクッションフロアにもあります。トイレや洗面を南欧風にしたい場合はおすすめ。
 
・藤製のチェア
ヨーロッパのカフェを思わせる、軽く丸みを帯びた藤製のチェア。コンパクトなサイズで扱いやすいです。
・ガラス製のブラケット(壁付)照明
ランプシェードが銅製のフォトジェニックなレトロなデザインを選ぶと、よりクラシカルな雰囲気がでますね。
 
・イタリア人のアート作品
イタリアといえば芸術!
芸術家の名前を上げろと言われたら、有名どころだけでもミケランジェロ、レオナルド・ダ・ビンチ、ラファエロ、ボッティチェリ、ベルニーニ、・・・いやもううじゃうじゃいますね。音楽もビバルディ、ヴェルディ、プッチーニ・・名前は知らなくても、みんなどこかで聞いたことのある偉大なメロディです。
 
ちなみにここのサイゼリヤ、私の席から撮った写真ですが、正面にはロッソ・フィオレンティーノの「リュートを奏する天使」が飾られていました。すごいですねサイゼリヤ。
コピーとはいえ、世界の名作がおしげもなく飾られておりアートの勉強までできてしまいますね〜。
こうしたわかりやすいアイコンを持ってくることは「らしい」空間づくりに役立ちますね。

 
 
いかがでしたでしょうか。
意識さえしていれば、いろんなところに学ぶ要素ってあるものです。
 
 
説得力のあるインテリア空間を提案するには、まず構成要素を確認し、比較することが大事です。
インテリアコーディネートを学ぶ際に覚えておいてくださいね。
 

 
 

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