ワクワクを体験するということ

母が料理の先生だったことも影響しているのか、食には非常に好奇心旺盛です。
「一食、一食を大事に、一期一会と思って食べる」というのは、子供の頃からの意識かもしれません。
留学時代には、好きなものをビュッフェ形式で量り売りする寮の食費に予算をかけすぎて、慌てたことも・・。
旅行に出ても、エジプトのコシャリ、トルコのヨーグルトとトマト、モロッコのクスクス、フランスのオペラ・・というように、どこで何を食べたという食の風景の記憶は鮮明に残っています。
食の記憶って、不思議なものですね。
 
 
最近、パン食はダイエットには適していないという理由で遠ざかっていましたが。
仕事で通りかかった秋葉原駅の構内で、浅草の大人気ペリカンパンが個数限定で販売されているところに遭遇し。
 
迷ったのですが「数十分で売り切れてしまいます」という店員さんの言葉についふらふらっと1斤買ってしまいました。
その日は茨城県に出張の仕事があったのですが、仕方なく、パンの香りを漂わせながら出張先にも持って行く羽目に・・。

 
 
あ〜〜〜!避けていたのにパンを買ってしまった!という後悔の気持ちと、行列の有名パンなのだからこの際とことん楽しもうというワクワクの気持ちと。
こう言うとき、人間というのは葛藤するのですね。
でも、ワクワクの気持ちが勝り、どんなパンにして食べようかしらとそんなことばかり考えて移動の時間を過ごしました。
 
 
帰り道に早速、スーパーであれこれ買い込みまして。
まずは夕飯用に、ペリカンパンをbread knifeで少々厚めに2枚カット。
小さなサイズだけれど、ぎゅっとつまったもちもちの食べ応えのあるパンです。
1枚は、軽くトーストして、ピザトーストに。
もう1枚は、トーストせず、買ってきたきゅうりをうすーくスライスし、その上にマヨネーズや胡椒、エルブドプロバンスで味付けしたゆで卵をこんもり盛り付けたたまごパンに。
 
 
スウェーデン風のスモーガストルタにしてもいいかなと思ったけれど、さすがに夜ご飯に生クリームは・・・控えとこう・・・
 
 
最近ハマってるアップルティーを淹れて、サラメシならぬ自営業の晩御飯。
美味しいパンをかじりながら、パンに元気をもらってパソコンに向かいました。
 
 
 
食べ物をどう食べようかしら、どんな味なのかしらと考える時間って、とても至福な豊かな時間ですね。
 
 
もし、このサービスが、パンではなくて空間づくりというサービスだったら。
どんな空間にしたいかな、こんな感じかな、プロに頼んだらどんな空間になるだろう。
 
 
 
こんな風にお客様がウキウキ、ワクワクするということですね。
形は違えど、私の仕事も同じように、お客様にウキウキやワクワクを感じていただく仕事。
しばし親近感を感じて、ペリカンパンに魅入ってしまいました。
 
 
 
私も空間づくりの作り手の一人として、こんな風にお客様の心をワクワクさせていたいなと思った、夜でした。