純喫茶 長寿

住所:山口県山口市小郡下郷明治西1248-41
定休日 : 日曜
営業時間 09:00-18:00
https://retty.me/area/PRE35/ARE149/SUB14901/100000283531/
 
 

先日、台風の翌日に山口県に仕事で行ってきました。
前日の暴風雨とはうってかわって、青空広がる夏日。
新山口駅から徒歩数分のところにあるこのお茶屋さん兼喫茶店は、青空の下で美しく佇んでいました。

 
純喫茶という名にぴったりの店構え。
お店がオープンして65年の歳月を丁寧に過ごしてきたのだなと感じさせる、古き良き内装のすてきなお店でした。
 
 
この地方の特産である竹を生かした内装は、昔ながらの網代編みの壁やよしず天井といった随所にこだわりを感じさせます。
 
現代でこの内装を施工した場合、いったいいくらかかるのだろう?!
昔は職人さん手作りの内装がほとんどでしたが、今は工場で生産された安価な工業用品に取って代わっているため、逆にものすごく価値のある作りになっています。
 
 
内装やしつらいに目を奪われるひとときでしたが、ひときわ感動したのが、椅子やテーブルといった家具。
ケヤキの無垢材を天板に、竹で脚を組んだテーブルはオープン当初からある上質な年代物。
また、近年椅子の傷みが激しいからとウォールナットのデザイナーズチェアに変えたそうです。
 
座った瞬間、この座り心地の良さは、本物の上質な椅子ならでは。
三和土(たたき)の上で椅子を使うと、少しグラグラしたりちょっと落ち着かない印象がありますが、どっしりと体を預けて座っていられました。
 
 
喫茶店で椅子にこだわっているお店は、まず間違い無くいい店だと思っていますが、いつまでも座っていたくなるような、肌にフィットする質感に感激しました。
 
2代目ママさんに「椅子、すばらしい椅子を入れてますね。値段は高かったでしょうけれど・・」と話しかけると、「そうなんです、ここはお金をかけてでも居心地のいい空間をと思いまして」とのこと。
IKEAやニトリといった既製品のファスト家具にはない、本物の椅子の心地よさ。
飛騨の職人さんが手塩にかけて作った本物の椅子の質感を感じることができました。
 
改めて、このお店には来るだけの価値がある、ということと、その価値を世の中に知ってもらいたいという思いにかられました。
 
 
こちらのお店は、かき氷で有名なお店なんだそうですが、行った時はもう売り切れていまして。
お昼時でしたが、特にお腹が空いていなかったので、クリームぜんざいを注文。
 
淹れてくださったお茶のなんとまろやかなことか。さすがお茶屋さんですね。
萩焼のお茶碗でほっこり。
ぜんざいのお皿は、飛び鉋(とびかんな)のデザインを施した大分の小鹿田焼(おんたやき)。
いい仕事していますねぇ。
ごちそうさまでした。

 
 
居心地の良い、すてきなお店で、新山口に来たらまた必ず来ようと決めています。
古民家カフェファンにも、とってもおすすめのお店です!