眼を養い、手を練れ

先日、北海道旭川市で開催された旭川デザインウィーク2018に行って来ました。
旭川駅前近くの乗り合いシャトルタクシーを予約しようとやってきたのがここ、チェアーズギャラリー
(チェアーズギャラリーの受付で、デザインウィークのそれぞれの会場に行ける無料のタクシーを呼ぶことができるのです)
 
ここには、世界最大規模の椅子コレクター織田憲嗣氏が所有されている椅子コレクションのうち、近代以降の名作椅子50点を展示しているそうです。
 
 
建築模型や椅子を眺めている時に、目に留まったのが、上の写真。
建築家の宮脇 壇氏の言葉が掲げられていました。
 
 
「眼を養い、手を練れ」
 
 
当たり前のことのように思えますが、非常に核心をつく言葉。
インテリアの業界で働くものは、様々な価値観に基づく美への意識や、物の価値への意識、そして物を見極める確かな審美眼が必要と考えています。
 
よくインテリアは感性の仕事と言われますが、その感性は、提案者がどれだけこうした美意識や審美眼を磨いているかによって提案力が広がるからです。
 
ただ自分が好きだから、とか、世間で流行っているから、で、お客様を納得させることは非常に難しい。
物やデザインに対する基礎知識と、自分なりの考察や審美眼があって、はじめて、「あなた」という人の提案が生きるわけです。
 
 
何が物を美し足らしめるのか。
美しいとは何か。
居心地が良いとは何か。
 
 
この答えを見つけるためにも、様々な事象を見たり聞いたり感じたり学んだりすることで「眼を養い」、感性を磨くことが、インテリアコーディネーターにも求められていると感じています。
 
 
そして、「手を練れ」。
磨いた感性を形にすること、それが手を練れという意味なんでしょうか。
手を動かして作業をしなさい、技術を磨きなさいという意味に解釈しました。
 
実際どうなのでしょうね。
図面を引くこと、パースを描くこと、組み立てて見ること・・
 
こうした作業はとても地味で労力もかかる仕事ですが、手を練ること、実際に形作ること、非常に大切。
そのための訓練や練習は、怠りなく真摯に向き合いたいものです。
改めて、初心を忘れず、手を抜かずに真摯に仕事に向き合おうと思った瞬間でした。
 
 
このコラムを読んでくださっている新米ICさんにも、この言葉を糧にして欲しいなと思い、引用させていただきました。
 
さあ、皆さんも、「眼を養うこと、手を練ること」
やってみましょう!
 
でも・・・
「自分には無理、難しそう」と思いますか?
 
手を練ることが難しい場合は、まず眼を養うことから。
 
実際にインテリアショップに行って商品を確かめて見たり、メーカーのショールームに行って座らせてもらったり、照明空間を体験したり、カーテンの生地に触れたり。。。できるはず。
 
そこで、自分がどう思うか。どう感じるか。
そこで出て来た言葉をしっかり貯めて来てください。
 
今は点と点の知識や経験が、いずれ、線につながり、やがて面になります。
面になることで、自分の引き出しが増えて行きます。
諦めず、腐らず、まず、一歩から。
 
 

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