新米ICだからこそ、考えておきたい将来のこと。

新米インテリアコーディネーターは、まず仕事探しから苦労しますよね。
というのも「インテリアコーディネーター資格」がないと仕事がないという厳しい現実が待っているから。
 
だから、インテリアコーディネーターの採用応募はどこも応募が殺到するわけなのですが、でも採用側も未経験の人はなかなか取らない傾向にあります。
世の中には、IC資格を苦労して取ったけれど、なかなか思うようなインテリアの仕事にありつけない、、ということで悩んでいる方が大勢います。
今日は、新米インテリアコーディネーターだからこそ、考えておきたい将来設計について書いてみたいと思います。
 
 

5年後、10年後、どういうICになりたいのか?

意外とこの質問に戸惑うICさんが多いのですが、資格を取って満足してしまったICさんは、意外とその後の人生設計があやふやだったりします。
 
インテリアコーディネーターの仕事は様々なので、住宅系のICさんの中にもマンション、戸建、新築、リフォームといったようにいろんなフィールドがあります。
また、一口にメーカー系のICさんといっても、カーテン、家具、照明、住設(住宅設備機器)、建材、不動産、といったように多種多様。設計業務に近いICさんもいれば、まったく図面に関わらない業務のICさんもいます。
 
このいろんな職種の中で、自分は今後何をするインテリアコーディネーターになりたいのか、どういう人になっていたいのか、を常に考えていかないと「本当はXXになりたかったけど、なりゆきでOOになってしまい(もしくは職種がなく断念して)、今後どうしたらいいかわからない」という事態にもなりかねません。
 
また、インテリアコーディネーターは女性がまだ圧倒的に多い職種です。
このため、結婚、出産、子育てといったライフイベントと仕事との両立に悩むICさんも少なくありません。
ワークライフバランスも、5年後、10年後をみすえて「なりたい方向」へ向かっていく必要がありますね。
 
 

アラサー&アラフォーICは「ジェネラリスト」ではなく「スペシャリスト」を目指せ

インテリアコーディネーターの受験生をみていると、H28年度の年齢別合格者数の割合が最も多いのが30〜39歳の30代女性で、合格者の1/4以上を占めていることがわかります。
次に多いのが25〜29歳の女性で、アラサー&アラフォー(40手前)の女性だけでも全体の44%を占めています。
つまり、アラサー&アラフォー以降の女性が転職のきっかけとして受験しているケースが非常に多いのですね。
出典:careergarden
 
 
私はハウスメーカー時代にインテリアコーディネーターの採用の仕事もしていたので、応募された方の履歴書をチェックしたり、面接を行なったことも多々ありますが、未経験で応募したという女性もたくさんおられました。
 
私もかつて、30歳をすぎてインテリア業界に飛び込んだので、応募してくる皆さんの気持ち、よーくわかります。
でもね、採用する側に立って考えてみてください。
 
 
アラサー&アラフォーといえば、会社でいえば中堅どころです。
主任や課長、早ければ部長に昇進している人もいます。
その中で、20代と同じく「この業界では未経験の新人です」と言って入っていく人は、相当ハンデがあることを認識しないといけません。
なぜかというと、インテリアコーディネーターの仕事というのは設計よりの特殊な仕事が多く、事務の仕事経験だけでは太刀打ちできない仕事も多いため、今までの経験がほとんど生かせない・・というケースがほとんどだから。
新人でもアラサー&アラフォーICは、教育に費用がかかるため、残念ながらなかなか採用されないのが現状です。
 
 
というわけで、多くのアラサー&アラフォー新米ICは、正規の社員からのスタートではなく、アルバイトや派遣社員といった形で仕事をスタートさせることが多いはずです。(私も最初はアルバイトからのスタートでしたよ!)
中には「望んでいた職種ではないけれど、未経験だし、この枠しかなかったから仕方なく・・」という方も多くいます。
 
 
もちろん、経験がないと次のステップにすらすすめない業界ですので、チャンスは多いに生かして、最初はアルバイトでも派遣でも経験を積むべきです。
でも、最初は不本意な仕事だったかもしれないけど、この経験を次に繋がるようにしておきたいですよね。
 
 
だから、あえて言いたい。
あなたがアラサー&アラフォーの新米ICであれば、今後のステップアップを考えているのであれば「ジェネラリスト」ではなく「スペシャリスト」を意識した仕事を選択することをおすすめします。
スペシャリストというのは、文字のごとく、専門分野。
カンタンにいうと「私はOO系のICで、得意なものはXXです」と言える得意な専門分野をつくることです。
インテリア系の職種でしたら、なんでもかまいません。
キッチンのスペシャリスト、照明器具のスペシャリスト、家具設計のスペシャリスト、といったように、その仕事をしながら身につけられる専門知識を磨いていきましょう。
 
 
資格をとったばかりのICさんは、未経験もさることながら、まだ自分の得意分野というものがない人がほとんど。
だから、個性も光らないし、仕事が探しにくいのです。
 
 
雇う側も「この人は何ができるんだろう」と思いながら履歴書をみていますので「私はXXのスペシャリストです」といえるようになれば、他の応募者に差がつけられます。
それは、たとえば、メーカーのショールームスタッフの経験しかなかったとしても「ショールームではキッチンのスペシャリストだった」「勤めていたメーカーだけでなく、すべての競合メーカーの商品特徴を研究し熟知している」など、仕事の仕方でスペシャリストになれるもの。
 
 
こうしたスペシャリストのICさんは、たとえ、経験が浅くても、応募時に一目置かれます。
「彼女は前職で照明メーカーにいたので、照明プランはすぐに作れる」
「彼女はキッチンのスペシャリストだから、水周り打ち合わせに行ってきてもらおう」
というように、採用担当にも覚えてもらいやすいのです。
 
 
このように、せっかくのチャンスを生かすべく、どんな仕事においてもスペシャリストを目指して価値を高めて行ってほしいなあと思います。