インテリアコーディネーターの価値は提案力で決まる

インテリアコーディネーターの仕事って、どんなものでしょうか。
求められているスキルって、どんなものでしょうか。
 
 
ざっとあげただけでも商品知識や建築知識、ほかにも色彩の知識や照明の知識、資料作成のスキル、接客や提案や交渉の知識など、プロのコーディネーター(調整役)という役割上、幅広く様々な知識や能力が求められています。
 
 
これらのうち、机上の勉強だけではうまくいかないのが、接客・提案・交渉といったコミュニケーションのスキル。
短い打ち合わせ時間の間で、お客様に「この人にお任せしても大丈夫」と思っていただける信頼を勝ち得て、お客様がご納得、ご満足いく内容にまとめていくには、商品知識だけでなく提案や交渉といったスキルも必要となります。
そこにインテリアコーディネーターが存在する意味や価値をお客様に感じていただくには、提案力だと私は考えています。
 
 
多くのインテリアコーディネーターが陥りがちなのが、数ある中からサンプルをみせて「ただ、お客様に選ばせる」というやり方。
サンプルコーナーにお客様をつれていって「この中から好きなものを選んでください」といって、多くの商品群の中から一つを選ばせる打ち合わせをよく目にします。
たしかにお客様は「選んでる」実感はあると思いますが、そこにプロのインテリアコーディネーターの存在意味は・・ありませんよね。
 
 
だってね、
「これとこのパーツをこの中から選んでください」と伝えておけば、お客様一人でも選べます。
正直、プロのインテリアコーディネーターがそこにいなくても、打ち合わせの目的が達成されてしまうのです。
そうなると、あなたのプロとしての価値が発揮されないまま、打ち合わせが終わってしまいますよね・・。
 
 
ところで、お客様がインテリアコーディネーターに期待しているのはなんでしょうか?
それはズバリ「プロが似合うものを選んでくれる」「プロが組み合わせを提案してくれる」「プロが迷ってるお客の背中を後押ししてくれる」ことです。
 
 
インテリアコーディネーターは、お客様のご要望や条件を丁寧にヒアリングした中で、数ある商品群のなかから「あなたの欲しい空間にぴったり合うパーツははXXやOOです」というように、お客様の要望を引き出して提案し、納得して選んでいただくのが本来の仕事であります。
もちろん、説得力ある提案を行うには、商品知識や色彩の知識など幅広い知識や能力が必要になります。
 
 
私の場合は、といいますと
「お客様が求めている空間」のご要望をあらかじめ徹底的にヒアリングします。
その際、聞こえてきた単語をメモに取り、その単語からイメージできる提案が無いかを考えます。
サンプルを見ていただく前に「数ある商品群の中でどう選んだらいいか」という選び方を商品の特徴とともにお伝えします。
そしてサンプルをみせながら「あなたの欲しい空間だったら、たとえばこの組み合わせやこのパターンがお似合いです」というように、具体的な提案を見せるようにしています。
 
 
こうすることによってお客様は「プロにオリジナルの提案をしてもらった」という喜びが生まれます。
また「これもいいけど私はこっちが好みかな」というやりとりを経て、一緒に理想の一つを絞り込んでいくという作業が可能になります。
結果的に「打ち合わせが楽しかった」「完成時が楽しみ」とお客様の満足度もあがります。
完成後に訪問した時「小林さんに選んでもらったアレ、使いやすいのよ」と喜んでもらえると、満足してもらえているという安心感とプロとして信頼してくださったことに嬉しく感じ、感動もひとしおです。
 
 
というわけで、新米インテリアコーディネーターのみなさん。
インテリアコーディネーターの価値をお客様が最大限活用できるよう、積極的にお客様にヒアリング&提案を行っていきましょう。
提案していくことで、必ずあなたのプロとしての価値があがりますから。