VMDでチェックすべき、あなたのお店の認知度

先日、打ち合わせで訪れたとある下町で、訪問先の近くにできた新しいお店の前を通りかかりました。
なんのお店だろうと入り口まわり(ファサード)をよくみてみますと、入り口のドアの上に小さな英語の筆記体で書いてありました。
う〜ん、カフェ?アパレル?
 
 
窓ガラス越しにみえた店内は内装も凝ったつくりでとってもおしゃれでしたが、がら〜んと空席ばかり。
対面の席が複数あったということは、カフェなのかしら。
訪問先の社長さんに「そういえば、あそこに新しいカフェができましたね」と聞いてみると
「あれカフェだったの?知らなかった」とのこと。
 
 
数週間後、次にそのカフェの前を通りかかった時には、お昼時でした。
A型の黒板でランチの案内がお店の前に飾ってありました。
近づいてよくみると白いかすれた感じのチョークで、英語でかかれたメニューと値段が小さな字で何行も書いてありました。
行き交う通行人は自転車に乗った主婦か、高齢者ばかり。
飲食店としては昼時のかきいれどきでしたが、相変わらず店内はガラガラ。。。
 
 
以前、上のコラムで、集客に困っているお店は、大抵、「そもそもそこにお店があるなんて知らなかった」「何を売っているのか知らない」と思われているという話を書きました。
が、中には、
「そんなはずはない。お店の前にも黒板のカフェって書いてある看板は有るし、店の正面はカフェっぽいおしゃれな雰囲気だからわかるはず!」
「このイメージでわかってもらえる人、テイストが好みの人だけ来てくれればいいんだ!」
「せっかくインテリアもお金かけたのに、看板が日本語だったらおしゃれじゃない!」
と憤慨されるお店の方もたくさんいらっしゃることと思います。
 
 
しかし、本当にそうでしょうか?
 
 
「自分の好きなイメージ」「自分が理想とする好み」にこだわりすぎて、店舗経営で大切なことを忘れていませんか?
経営の基本は、集客して商品の価値を提供し、利益を出し続けることです。
集客し、利益を出さない限りは続けることができません。
集客するには、まずお店の存在を周りに知ってもらうところからですよね。
あなたのお店は、本当にお店として認識してもらえていますか?
 
 
そこで、一度、VMDの観点で、集客をたちかえってみてほしいのです。
 
 
VMDとは→選んでもらえるVMDの3つの柱
 
 
お店のファサード(入り口)は、VMDでいうところのVP(Visual Presentation)にあたります。
つまり集客を考えるのであれば「遠くからでも視覚的にお店や商品を認識できる」ことを意識したつくりが必要です。
 
 
その考えでいくと、上のお店は、お店近くの会社の人や通行人に「ここにカフェがあるよ」ということを伝えきれているでしょうか。
 
VMDの観点でチェックしてみますと
・お店の看板が小さすぎて、 通行人に「ここはカフェだ」ということが伝わりにくい
・お店の看板の店名(横文字)が英語で、主婦や高齢者には読まれる確率が低い
・黒板の文字がかすれて小さく読みづらく、かつ英語なので読まれない
 
 
つまり、大勢いる通りがかりの未来のお客様に、「ここがカフェだ」と理解してもらえていない可能性が高いということになります。
これですと、なんだかわからないところに行ってみたいと思う好奇心旺盛な人以外、ふらっと立ち寄ることは難しいでしょう。
 
 
厳しい言い方ですが、お店が逆に未来のお客様を拒んでしまっていると言えなくもありません。
 
 
集客に苦戦しているお店は、お店の前をじっくり眺めて「遠くからでも視覚的にお店や商品を認識できる」お店かを
一度チェックしてみましょう。
 
 
江戸小紋空間デザインの店舗空間相談では、店舗の集客アイデアもご相談に乗っております。
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