戦略的小売業コンビニに学ぶ、店内のレイアウト

店内のレイアウトを変更したいけれど、どうしたらいいかわからないとお悩みの方は、一度お近くのコンビニに行かれることをお勧めします。
なぜか?
それは、コンビニは、短時間で売上を生み出すための戦略がぎゅっと詰め込まれた商空間だからです。
 
 
上のコンビニの図をみてください。
このレイアウトは日本全国の多くのコンビニが標準フォーマットにしているので皆さんもご存知ですよね。
でも、なぜ、ほとんどのコンビニがこのレイアウトなのかというと、明確な理由があります。
 
 
コンビニのレイアウトを学ぶことで、「手にとって買ってもらう」戦略やアイデアを知ることができます。
今日はちょこっとそのアイデアをご紹介しましょう。
 
 

目的買いのエリアは奥へと誘導させる

お弁当や飲料。
コンビニに行く目的は、多くの人がこれらが目当かと思います。
多くの人が目当に買いに行く「目的買いの商品」は決まって店内の奥にあることをご存知でしょうか。
 
 
そう、お客様を「できるだけ奥に進ませる」戦略です。
 
 
多くのコンビニが出入り口から一番遠いエリアにお弁当か飲料コーナーを設けています。
たとえばランチを買いに来たお客様は、最初にお弁当か飲料コーナーに進みますよね。
でも、この2つのコーナーは、サラダ・惣菜エリアを横切って行けるように設計されています。
 
 
コンビニのレイアウトの極意は、「短時間の滞在時間でいかにお金を落としてもらうか」です。
奥で目的のものを探してもらい、そしてレジに向かってフラフラと回遊する仕組みです。
 
 

お客様のにぎわいを演出するウィンドウエリア

コンビニはお客様の滞在時間が短い小売業の一つですが、その中でもにぎわいを演出するのがこのウィンドウエリア。
 
 
立ち止まっているお客様が窓側に多いと、外から見たときに「にぎわい」が生まれます。
 
 
コンビニで立ち読みしたり雑誌を買いに来る人たちは、たいてい雑誌コーナーに「立ち止まって」表紙をチェックしたりお目当の雑誌を探しています。
 
 
最近は出入り口付近にコーヒーコーナーやポットなどを設置していますが、決してコーヒーコーナーが店内の奥には無い理由がもうわかりましたね。
少しでも出入り口付近に滞在するお客様を見せるにぎわい演出の工夫がされています。

 
 

「ついで買い」で合計金額を積み上げるレジまわり

レジのまわりにも仕掛けがほどこされています。
このエリアは衝動的な購買を仕掛ける「香りもの」が多いことに気づかれた方は鋭い。
レジの横には今の時期ですと、おでんや肉まんコーナーが充実していますよね。
また季節を問わず、最近はコーヒーコーナーや揚げ物コーナーがレジまわりにあります。
 
 
そして、棚陳列のレジ側にはガムやキャンデーなど、会計前にちょっと手に取ってレジに持って行きやすいものや
季節物がさりげなく陳列されていることにも気づかれたでしょうか。
レジまわりははレジでお金を落とす前の最後のダメ押しならぬ「ついで買い」エリアなのです。
 
 

いかがでしたでしょうか。
今までなんとな〜く立ち寄っていたコンビニは、実はみなさんが購買しやすいよう仕掛けをたくさん施しています。
売り場づくりに悩んでいる小売業の方は、コンビニの仕掛けをじっくり観察してみてくださいね。