パリのホテルに学ぶ、パリらしい配色のコツ

今回はせっかくなので、パリのホテルのインテリアについても触れて行きたいと思います。
 
 
今回はパリ市内の調査のため、パリ市内にホテルを取りました。
有名なムーランルージュから徒歩数分の、hotel Josephine by happy cultureに滞在です。
Hôtel Josephine by HappyCulture
67 rue Blanche 75009 Paris
TEL +33 (0)1 55 31 90 75
 
 
なぜ今回このホテルにしたかというと、せっかくインテリアを見に行けるのだから現地のおもしろいものを見ておきたいという目的と、交通の便です。
ちなみに、パリの中心を蛇行して流れるセーヌ川を上流から下流にみたときに「右岸」と「左岸」にエリア分けをするのですが、なぜか私はルーブル美術館やシャンゼリゼ、バスティーユ広場がある右岸を選択してしまいます。
 
 
写真で見たとおり、ホテルは内装のコンセプトが非常に明確で、パリらしい華やかな色使いに圧倒されました。
舞台ムーランルージュを意識した、ベルエポックの時代をおもわせる非常に華やかで洒脱なインテリア。
日本の色合いでたとえるならば配色は、藤色、牡丹色、青藤色、氷色、といったところでしょうか。
青みがかった配色で構成されています。
botan
fuji
koori
aofuji
 
 
 
 
特に牡丹色の天井までのハイカーテンがビビッドなアクセントで室内のコーディネートに効いています。
色合いだけでなく、カーテンの施工や縫製方法など非常に勉強になりました。
またお客様に提案できることが増えて、嬉しい限りです。
 
 
照明の電球の色が温白色に近く、少しきつく暗くなりがちなこの配色を光の色でやわらげています。
欧米のホテルは蛍光灯ではなく電球色や温白色が主流なので、日本の室内空間のようにすみずみまでは明るく配灯していませんが、やわらかい照明効果もあいまって、バランスの良い明るさ空間に仕上がっています。
 
 
写真で見るとわかりにくいですが、落ち着いた深みのある藤色の美しいドア。
ノブにはプラスティック製ですがレトロなレバータイプのハンドル。
キッチュなシャビー感がたまらなくいいですね。
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このドアノブを開けるとバスルームなのですが、バスルームは一転して艶やかな濃緋色の世界。
まさにキャバレーといった鮮やかで華やかなしつらいです。
小物は素鼠色かシルバー系のメタリックなイメージで統一。
嫌味がなく上品にまとまっているので、エレガントなバスルームになるのですね。

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パリのトイレは、日本のような床給排水のタイプではなく、壁に設置させるフロートタイプが主流。
トイレの下も掃除がしやすそうです。
トイレの上のシルバーの四角のボタンがトイレのフラッシュなんです。
 
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ガラス張りのバスルーム。入るのはちょっと恥ずかしいですが、人が入ってこなければ大丈夫・・・笑。
ここまでタイル張りだと、湿気の多い日本ではカビがはえてしまって難しいですが、ドライな空気のおかげか、カビはほとんどみかけませんでした。
排水処理も、大丈夫なんだろうか?と心配になる感じですが、、なんとかなってしまうのですねぇ。
 
 
室内の小物やインテリアは一つ一つがコンセプトに沿ってしっかりと存在感を放っていました。
ただ乾燥が激しいのか施工の問題なのか、壁紙が一部はがれていたり削られていたりして日本人の職人さんがみたらがっかりするだろうなと思う部分もあったり。
ここは海外ならではでしょうか。
ついつい、現場写真として施工不備をカメラに収めてしまいました(^^;
 
 
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ホテルのレセプションも非常に紳士的で親切に対応してくださり、念願のEURO2016(ポルトガルvsウェールズ)もホテルのロビーでゆっくりと観戦できました。
ただ、到着日で時差ぼけがきつく、前半戦だけであとは室内で眠りに落ちてしまいました。
残念でしたが、これ以上ない嬉しい経験でした。