卵焼きやお寿司の盛り付け方

盛り付けの見た目が変われば、料理も1ランクアップします。
 
現在のフレンチやイタリアンの美しく丁寧な盛り付けの技術は、実は和食の影響を非常に受けているんですよ。
「取りやすく盛る」「お皿の中での自然観の表現」・・まさに細部まで相手を楽しませるようにできている和食は、食べるアートです。
「食べる」というすべての存在や動作に理由や意味があり、基本を知った上で応用が生きるというのが和食の良いところだと思っています。
今日は卵焼きやお寿司など、ひとつひとつの食材にボリュームがあるメニューについて説明いたしますね。
 
 

5時11時の方角と箸の関係

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お寿司やさんで出てきた握り寿司を思い出してみてください。
たいていは正面に向かって、左側が奥に傾くような、斜めに盛り付けられていますよね。
上から見ると時計の短針の4時、または11時を指しているかのような角度で盛り付けてみましょう。
そうすると、右利きの人が箸や指でつかむときにつかみやすい角度になっています。
 
 
試しに逆の、短針の1時7時に盛り付けて右側から箸をいれると・・とりずらいですよね?
同じ理由で卵焼きも5時11時の方角に盛り付けます。
短針の5時11時の角度ですと、正面から見た時の見た目も美しくスマートです。
 
 

高さと余白

さて、これまでいくつかの基本的な盛り付け方についてお伝えしてきましたが、盛り付けの極意は「食べやすい」ことと何度か説明してきました。
 
 
慣れてきたら、お皿の中での空間の使い方にも着目してみましょう。
盛り付けは、平面としての二次元と、立体としての三次元の構成で整えることができます。
具体的に言うと、お皿の中の食材の「高さ」と、お皿全体に対しての「余白」がポイントです。
 
お皿の余白と食材の占めるベストな割合は余白が全体の7割に対し、食材は3割。
または、余白3割、食材7割というバランスが良いとされています。
 
 

いかがでしたでしょうか。
基本を知れば、理由を知れば、応用にも生かせるのが和食のいいところ。
難しく考えず、「食べやすさ」「取りやすさ」を考えながら楽しく盛り付けしてみてくださいね。