煮物の盛り付け方(大鉢盛り)

料理の盛り付け方はいろいろありますが、最低限「食べやすい」が基本です。
逆に言うと、食べやすく盛るためのいくつかの決まりごとを覚えてしまえば、あとはあなたのセンスですてきに盛り付けることができます。
 
 
本日は、煮物を大鉢盛りにするときのテクニックを学んでみましょう。
大鉢盛りは大勢で食べるため、大抵食卓の中央に置かれます。
そのため、正面が美しい一人盛りとは違い、どこからみても絵になるように、そしてどこからでも取りやすいように盛り付けるのが基本です。
 
 

中央に主の材料を高く盛る

主になる材料は、大きめで形のはっきりしたものを選びましょう。
主役は器の中心に盛り付け、二段重ねにするなどして高さを出します。
たとえていうなら「煮物の山」をつくるイメージで。主役は山の頂上にくるようにこんもりと盛り付けます。
 
 

主の左右に脇役の材料を盛る

次に脇役の材料を主役の左右に盛り付けます。
水戸黄門にたとえるなら、主役を挟んだ助さんと格さん。
このとき、脇役が主役よりも高くならないように気をつけてください。
高野豆腐は積んで小高い丘に、こんにゃくは斜面を外側に向けてどこから見ても斜面が見えるように盛り付けます。この時、同じ種類の材料は同じまとまりの中に配置すると見栄えがきれいにまとまります。
 
 

器を回転させながら盛り付ける

どこからみても絵になるように盛り付けるには、全方向からの見た目のバランスが大事です。
主役と脇役をセッティングしたら、器を90度ずつ回転させながら、山の頂から中腹、すそ野へと山の形を意識しながら順々に盛り付けましょう。
最後に桜や紅葉などの型で抜いたにんじんなどのアクセントをバランス良く散らし、木の芽を頂上に盛り付け(頂上に盛り付けることを天盛りといいます)、大鉢盛りの完成です。
 
 
いかがでしたでしょうか。
大鉢料理って盛り付けに迷いますよね。
主役が一番下に沈殿してしまったり、山が崩れてしまったり。
大きな緩やかな山になるよう、器を回転させながら美しく盛ってみてください。
また、大鉢の器の内輪におさまるように盛ると、器の余白と食材のバランスがよく見えます。