刺し身の盛り付け方

前回書いた焼き魚・煮魚の盛り付け方は、沢山の反響をいただきました。
 
 
盛り付けひとつで、料理が「美味しそう」「高級そう」「美しい」とグレードアップするって、なんだか不思議ですよね。
当たり前すぎて考えたこともなかった、知らなかった・・と思った方も沢山いたかと思います。
 
 
そうなんです。日本人はその生活や文化の中で育まれた「当たり前」が多いので
なぜ?なに?という疑問も持たず、理由や理屈を知らずに生活している事が多いように思います。
 
 
でも、理屈を知ると、考え、応用力も身についてきます。
これからもそういった記事をご紹介できればと考えています。
 
 
というわけで、今度はお刺身の盛り付け方も覚えてみましょう。
 
 

奥を高く、手前を低く盛る

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美しく刺し身を盛り付けるための鉄則です。
奥は刺し身のつまをこんもり盛り付けたり紫蘇の葉を立てるなど立体的に高さを出して盛り付けてみましょう。
まぐろなど形が保ちやすい魚は奥へ、形が崩れやすい魚は手前に低く盛り付けると比較的きれいな盛り付けが持続します。
 
1人盛りの際は平皿よりも深小鉢を使う方が、見栄え良く盛り付けられます。
 
 

切り身の種類は奇数が原則

よく何種類ほど盛り付けたらいいのか?という質問があります。
盛り付けの切り身の種類は3・5・7など奇数が原則としてあります。
ただ、7種類はさすがに1人盛りでは大変ですよね。
それに家庭で種類を揃えるのはなかなか大変ですので、現代ではあまり種類の数にこだわらず、2種類4種類にしても大丈夫とされています。
 
 

1人盛りは上から見た時に3角形になるよう切り身を盛り付ける

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基本的には、箸で取りやすく、見た目も美しく、が大事です。
1種類につき2切れか3切れずつ盛り付けてみると品よく盛り付けられます。
 
また、1人盛りのテクニックとしては、3角盛りが基本です。
例えば、一番大きく形がしっかりしている魚を2切れを上から見た時に一番奥、時計の短針でいうと5時-11時の角度で盛り付け、
2種類目を少し角度をずらして2時-8時の角度で左手前に2切れ盛り付け、
3種類目の薄く形が崩れやすい魚を2切れ、4時-6時の角度で右手前に添えるように盛り付けてみましょう。
 
角度はあくまで目安です。
上からみてなんとなく3角形を形成していれば美しい1人盛りの刺し身皿の完成です。
 
 
いかがでしたでしょうか。
普段見慣れていると、いざ自分でやってみたりすると難しいものですよね。
あまり難しく考えず、食べやすく、美しくを目指してみてくださいね。