カレンダーの謎の文字「六曜」を知る

2016年もあっという間に春が過ぎ、もうすぐ折り返し地点です。
2016年は順調に進んでいますか?
 
 
手帳やカレンダーをめくる時に、ふと眼にする大安や仏滅の小さな文字。
コレなんて読むんだろう・・気になったことはありませんか?
昔から使われてきた日本の暦「六曜(ろくよう)」といいます。
 
 

六曜ってなに?

0512-8
六曜は暦注といって、暦に記載される日時や方位などの吉凶を指す古来から伝わる運勢カレンダーの一種です。
六曜というだけあって、6種類あり、先勝(せんしょう)・友引(ともびき)・先負(せんぶ)・仏滅(ぶつめつ)・大安(たいあん)・赤口(しゃっこう)とあります。
この6種類が1日ごとに割り振られ、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順で6日で一回りする仕組みです。
 
 
六曜はもともとは中国で生まれ、鎌倉時代から室町時代に日本に入ってきたとされています。
なんと日本に入ってきてから日本の文化や慣習の中で名称や順序が少しずつ変わってきて、今では赤口以外は全て元の名称が違うのだそうです。
 
 
明治時代に入り、西洋から七曜(月・火・水・木・金・土・日)の暦へと変わったことと、運勢カレンダーとしての六曜は迷信だとして政府が一切禁止したのですが、国民たちは日々の生活の中で六曜を大切にしていたこともあり、戦争の混乱期を経て結局カレンダーにも記載されて現在に至ります。
 
 
今でも結婚式は大安の日が多かったり、お葬式は友引を避けるなどと言いますよね。
六曜には固有の吉凶や運勢が定められているため、縁起を担ぐために競馬や競艇などの予想紙には今でも日付とともに六曜が記載されているそうです。
見覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 

六曜それぞれの特徴

次に、六曜のそれぞれの意味を調べていきましょう。
 
先勝(せんしょう)
0512-2「先んずれば則ち勝つ」という意味で、簡単に言うと「急ぐが吉」という意味です。
 
午前中は吉、午後2〜6時までは凶とされています。
 
 
友引(ともびき)
0512-3
「凶事に友を引く」という意味で、「友人を冥土に引き寄せてしまう」迷信から友引の日は火葬場が休みとされています。
このため、友引の日には日本ではお葬式がほとんど無いと言われています。
しかし、もともとは「勝負なき日と知るべし」という意味で何事も引き分けになる「共引」の意味だったのだそうで、上記のような意味はなかったのだそうです。
朝は吉、昼は凶、夕は大吉。というように1日の中でも吉凶入りみだれる日なのですね。
 
 
先負(せんぶ)
0512-4「先んずれば則ち負ける」という先勝と逆の意味です。勝負ごとや急用は避けるとよいとされています。
この言葉通り、午前中は凶、午後は吉という運勢の日です。
 
 
仏滅(ぶつめつ)
0512-5
仏様が滅ぶ日って・・いかにも良くない日の名称ですね。「仏事以外は何事も遠慮する日」とされ、一日中運勢はよくないようです。
この日は六曜の中でも最も凶の日ということで、昔は結婚式を仏滅にあげると縁起が悪いといって結婚式を避けたのだそうです。ただ、あくまで迷信ですからね。
気にしない若いカップルは仏滅割引といってこの日の結婚式場を安く押さえて結婚式をあげるケースがあります。
 
もしくは、当て字で「物滅」(物が一旦滅び、新たに物事が始まる」という意味もあり、物事を新しく始めるには大安よりも良い日という人もいるそうですから、物は考えようですね。
 
 
大安(たいあん)
0512-6
「大いに安し」という意味の最も吉の日。
何事においても吉で、成功を約束されていることから結婚式や内閣の組閣も大安の日を選んで行う事が多いそうです。
 
 
赤口(しゃっこう)
0512-7
赤口(しゃっこう)。
これは読み方も意味もわからない方が多いのでは無いでしょうか。意味としては「万事に用いない悪日だが、法事や正午だけはよい」という日なのだそうです。
特に、牛(うし)の刻(午前11時〜午後1時)のみ吉で、それ以外は凶の日なのだそうです。
 
 
いかがでしたでしょうか。
運勢の暦はこれ以外にもありまして、建築関係ですと三隣亡(さんりんぼう)という名前からしてショッキングな日があります。文字のごとく、「3件隣まで亡くなる」・・未だに着工や上棟を避ける方がいらっしゃると言われています。
 
 
もちろん昔ながらの迷信の部分も過分にありますが、今日もなお手帳やカレンダーに小さく書かれている六曜。
意味や歴史を知って、昔から脈々と受け継がれてきた日本の文化や人々の思いを知る一つのヒントになるといいですね。