インテリアコーディネーターの仕事は、図面からいかに多くの情報を読み解くかが重要です。
ただ、図面に慣れていないと、何を見るべきかがわからず、図面にいまいち苦手意識を抱いている方も多いのが現状。
図面に慣れることは、お客様の期待以上の提案を生み出せるかにも関わってきます。
図面からどれだけ空間を立体把握できるか、が重要
インテリアコーディネーターが仕事で見る図面は、平面図や電気図、展開図や立面図です。
図面を見る時、何を意識すれば良いのか。
それは、紙やデータの図面からいかに立体空間を読み解けるかという点にかかっています。
図面が苦手という人は、立体が見えてこないからわからない、苦手だということがあるので、これは何度も描いたり見る事に慣れることが大事になってきます。
突然図面が読み解けることにはならないので、苦手意識を持っている方は図面を見る練習を重ねましょう。
図面に慣れていない新米インテリアコーディネーターは、まずここをチェック!
「図面の見方がわからない」新米インテリアコーディネーターは、まずは以下のインテリアの業務に関わるチェックポイントを中心にチェックする事をお勧めします。
新米インテリアコーディネーターは縮尺をチェックしそびれてしまう人が多いので、図面を見た瞬間にまず縮尺情報をチェックしましょう。合わせる3角スケールの縮尺もチェックです。
建築図面は基本ミリ単位での記載です。家具はミリまたはセンチ単位になります。
ミリだと何ミリ、センチだと何センチ、を瞬時に切り替えて考えられるように練習しましょう。
ひよこさん
わかどりさん
部屋の間口、奥行き、高さを知ることは、全ての図面情報の基本です。
ざっくりとでいいので、部屋ごとに、間口、奥行き、高さ、を把握しましょう。
立体空間を把握する第一歩です。
日本の室内空間は、意外と柱のでっぱりやひっこみといった入隅出隅があります。
チェックしながらアクセントクロスやエコカラットなどの建材の張り分け提案をするならどこが最適で、どこで見切れるかを検討してみましょう。
建具やサッシの位置、形状も確認しましょう。特にサッシ記号は、見落としがないように平面図だけでなく立面図からも追うと漏れが減ります。
どこにどのように電気・照明配線が構成されているかも電気図から読み取ります。電気図には凡例が記載されているので各記号が何を指すかもチェックです。蛍光ペンなどで照明の位置や配線をチェックしておくとお客様にもわかりやすくなります。また、エアコンや室外機の位置も把握しましょう。
1日の生活動線を図面から推測し、読み取ります。
新米インテリアコーディネーターは家具の配置に気を取られすぎて生活動線のスペース確保が疎かになりやすい傾向があるので、図面上の生活動線を確認した後で家具の配置を考えてみましょう。
ひよこさん
わかどりさん
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