フリーランスのインテリアコーディネーターが収入源を分散させるべき理由

コロナ禍、ウッドショック、AIの台頭・・。
世の中が変わるにつれて、フリーランスのインテリアコーディネーターの仕事も様変わりを見せています。

わたし自身も、特にコロナ前と後では取引先も事業の方向性も変わってきています。たとえば対面での打ち合わせ仕事はコロナをきっかけにPCでのやりとりに変わったり、定員を絞られたり。またAI技術を活用して人が作成していた執筆はAIから弾き出された情報をベースに編集、というように、やはり今まで以上に淘汰されているのを感じていますし、仕事の内容自体も変化しています。

収入源を複数に分散させるのは、フリーランスの基本

企業に所属していないフリーランスのインテリアコーディネーターにとって、毎月の収入というのはかなり変動的な方がおおいのではないでしょうか。特に単発のお仕事をされている方は、営業活動や季節などに応じて変わってくる方が多いと思います。

そもそもフリーランスとして収入源(取引先)が1つしかないという状況は、ビジネスとして非常に厳しい状況と言わざるをえません。

というのは、コロナで特に実感しましたが、世の中はいつ何があるかはわからないもの。今存在している取引先はいつどうなるかはわからないのです。
現実問題として、2024年は建設業の倒産ラッシュが相次ぐと言われています。取引先がなくなってしまったり、業態変更などで今まで通りの取引ができない場合に収入源が何らかの状況で断たれる可能性があります。

どんなジャンルのフリーランスにも共通して言えることですが、万一に備えて、ビジネスのコンテンツや収入源を分散させるのはフリーランスの基本と心得ましょう。

BtoCよりBtoBの事業を目指すべき理由

また、ビジネスの顧客を考えた時に、誰を顧客にするかという視点は大事です。

誰、つまり、自分がサービスを提供する相手は、エンドユーザーである消費者(Customer)なのか、それとも企業(Business)なのかということです。

BtoB(Business to Business)企業対企業としてのビジネス

BtoC(Business to Consumer)企業対消費者としてのビジネス

現在、世の中の多くのフリーランスのインテリアコーディネーターは、一般の消費者(Consumers)に向けたインテリアコーディネート業を生業にしているかと思います。

しかし、BtoCは非常に変動性があり、名の知られていない普通のインテリアコーディネーターにとっては営業や集客がことさらに難しい状況のため、集客の予測も立ちづらく、またサービス単価も低めであることから、生活できるレベルまで売上をあげていくことは非常に厳しい環境です。

このため、事業を考える際には、BtoCよりもBtoBでできることを主軸に考えていきましょう。

実は開店休業状態に陥っていませんか?

ただ、BtoBをと言った場合に経験の浅いインテリアコーディネーターは「自分はBtoBができるほど知識や経験もありません」「対個人に向けてのサービスしか考えていなかった」という方がとても多いのです。

これは非常にもったいないですね。
BtoBの方が単価も高く、より安定した収益を得られる可能性が高くなります。

また、上記で言っているように、取引先企業を複数持っておくことでより安定した収益をあげやすくなるので、複数社と取引するよう心がけましょう。

「フリーランスでインテリアコーディネーターを名乗っているけれど、実は開店休業状態」の人はかなり多いです。何でどれだけ稼ぐかは個人の自由ですが、趣味ではなくビジネスとしてフリーランスを選択し収入UPを考えていらっしゃるのであれば「BtoBで自分ができること」で主軸を作ることをお勧めします。

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